「ねんどろいど」有名玩具メーカー・グッドスマイルカンパニーがスマホゲーム業界に参入!! しかしファンからは「暗黒面に堕ちたか……」と悲痛な叫び!?

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――日夜膨大な量がリリースされるアプリゲーム関連情報。注目情報から世間の反応までを概観します。（週2回更新予定）

■『グランドサマナーズ』

『グランドサマナーズ』リリースより。

　グッドスマイルカンパニーが今月9日より、創業以来初となるスマホゲーム『グランドサマナーズ』の事前登録を開始した。「ねんどろいど」「figma」などのフィギュア・玩具を中心とした企画、制作、製造を行っていたメーカーがてがける、爽快なバトルとマルチプレイが特徴の本格王道RPGに「面白そう！」「グッスマのゲームとな？」「どうなんだこれ？」と、ネットでは興味を示す声も多いようだ。

　グッドスマイルカンパニーは、2001年に設立。創業当初はアーティストマネジメント・イベント企画・映像制作業務などを主に行っていた。02年からは、玩具の企画・制作OEM業務を開始、06年にはフィギュア界に革命を起こしたとも言われている「ねんどろいど」シリーズの販売を開始した。「ねんどろいど」とは、デフォルメされた可愛らしい見た目が特徴で、付属のフェイスパーツを付け替えることによってさまざまな表情を出せる。また、ポーズを自由に変えることが可能で、見て楽しむだけではなく、遊んで楽しめるのが特徴だ。

　さて、そんな玩具メーカーとして地位を確立しているグッドスマイルカンパニーが創業15周年を迎え、「本当におもしろいゲームを作りたいっ！」という想いから、初のスマホゲーム制作にチャレンジし、作り上げたのが『グランドサマナーズ』。同作には『ブレイブ フロンティア』（Alim）、『ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス』（スクウェア・エニックス）の開発に携わった早貸久敏氏が監修に参加しており、早貸流の本格王道RPGのエッセンスが余すことなく盛り込まれている。

　最大4人で同時にクエストに挑戦でき、ユーザーは1人1体キャラクターを持ち寄り遊ぶことができる。操作性はまさに新発見！ 思い通りにバトルが楽しめる。開発者が凝りに凝ったという音楽とグラフィックも見ものだ！

　さらに「事前登録キャンペーンでは、登録者数が15万人を突破すると、久保ユリカさんがボイスを担当するキャラクター『ファロン』を、ユーザーの皆様全員にプレゼントいたします！」とのこと。しかしこれをみたユーザーからは「あぁこれもガチャポンゲームね」と構えられてしまったようだ。

『グランブルーファンタジー』（以下、グラブル／サイゲームス）のガチャに一晩で68万円もの大金をつぎ込んだ人を日本の課金問題として海外が報道するなど、ガチャ問題の悪評は広がるばかり。（記事参照）。当然、課金に走るスマホゲーム会社の好感度は年々下がり、ネットではかなりの叩かれようだ。

　グッドスマイルカンパニーは玩具メーカーとしてユーザーからの厚い信頼を受けていたのだが、もし、今回のスマホゲームがガチャや課金を促すようなつくりとなっていれば、会社としての評判が落ちてしまう可能性も否めなく、既にネットでは「グッスマが基本無料アイテム課金ゲームに参戦するということで軽くショック」「立体バブルも過ぎ去って厳しいのかな」「こんなレッドオーシャンになんで突っ込んでくるんだろう？」「グッスマ好きだったのに暗黒面に堕ちたか」と、これまでの会社の経営方針を評価していたファンは嘆いている。

「ゲーム内で登場したキャラクターをフィギュア化して、さらに儲けようって魂胆だな？」との指摘もあるが、果たしてグッドスマイルカンパニーのこの新たな挑戦は成功するのだろうか。長期的な目で見届けていきたい。