キンプリ“プリズムエリート”たち涙腺崩壊の現場! 公開2週のお通夜状態から奇跡の大ヒットの軌跡とは

1603_kinpri.jpg映画『KING OF PRISM by PrettyRhythm』公式サイトより。

“プリズムエリート”を続々と輩出し続け、気がつけば公開3カ月目に突入するロングランと、活況を呈している映画『KING OF PRISM by PrettyRhythm(以下『キンプリ』)。そんな本作が「キンプリ見てください が キンプリ見させてください」(既報)と、チケットが即完売し取りづらくなる人気作にまで変貌を遂げた奇跡の歴史がスタッフから語られることがあり、涙する“プリズムエリート”が続出していたという。

『キンプリ』は、TVアニメ『プリティーリズム』シリーズの第3作目『プリティーリズム・レインボーライブ』に登場するボーイズユニット「Over The Rainbow」や“男子プリズムスタァ”をメインにした、公式スピンオフ作品。

 本作の菱田正和監督、西浩子プロデューサー(エイベックス・ピクチャーズ)と依田健プロデューサー(タツノコプロ)、キャラクターデザイン・原案の松浦麻衣氏、一条シン役の寺島惇太が登壇する舞台挨拶付、「公開3カ月突入! サンキュー●上映会」(●=白抜きハート)が今月9日に開催された。満席だったという同イベントの模様を“プリズムエリート”の友人の布教を受け、初めてキンプリに触れたという20代女性がこう話す。

「挨拶前に上映会があって、サイリウムを振りながら家でテレビに声を出して会話をするような気分で応援したんですけど、映画館でこんな体験したことなくて、一気に作品にのめり込んじゃいました。そんな熱気の中で舞台挨拶が始まったんですけど、菱田監督さんも西プロデューサーさんも公開から2週間経った時に『お通夜のような気分でした』『終わったと正直思っていました』とおっしゃってたんです。よく、アニメ作品の劇場版ヒットには特典商法があると聞くんですけど、依田プロデューサーさんはその特典もなくなってから熱心なファンが通った結果が出たという話をしていました。その後の西プロデューサーのスピーチとか菱田監督の1人1人が、劇場に足を運んでくれなければ3週で終わっていたという話に胸が熱くなって、いつの間にか泣いてしまったんですが、隣の人も泣いてて。涙が止まらなくなってました」

 そんな“涙腺崩壊”者が続出するような現場だったそうだが、興行収入が2億5,000万円を超えたというアナウンスには、場内も熱狂ししたようだが、このヒットの要因も語られたそう。前出の女性が続ける。

「こんな状態になるまでに菱田監督はツイッターでの“#キンプリはいいぞ”とかの効果を訴えてて、『映画に関してこんなことってなかなかないんじゃないかな』という話をしていました」

 ちなみに“◯◯はいいぞ”というとフレーズは、昨年6月より日本で公開された『マッドマックス 怒りのデス・ロード』からそのブーム始まったといわれている。その後、同11月に公開された『ガールズ&パンツァー 劇場版』のヒットを機に、“ガルパンはいいぞ”と受け継がれ、『キンプリ』にも使われるようになった。

 これらに共通しているのは作品の内容が観客の心を掴み、ファンが自発的かつ熱烈に応援しだすということだろう(そして、その良さを伝えかたが難しい)。

 今後、どんな“◯◯はいいぞ”で奇跡を見せてくれる作品が現れるのか。まずは、キンプリが今後どこまで、ファンの心に虹をかけてくれるのか見守りたいところだ。

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