『サザエさん』サザエ役の加藤みどりの語る裏話「ほかのアニメの出演禁止」「現場は過渡期」に日本中が興味津々!? 「アニメ界の神を超えた人だ」

『サザエさん』サザエ役の加藤みどりの語る裏話「ほかのアニメの出演禁止」「現場は過渡期」に日本中が興味津々!? 「アニメ界の神を超えた人だ」の画像1『サザエさん』公式サイトより。

サザエさん』原作生誕70周年を記念して、3月27日に『原作生誕70周年記念 サザエさん 春の浅草観光&湯水家でお手伝いSP』と題してアニメ『サザエさん』(フジテレビ系)の1時間スペシャルを放送することが決定。それにともない産経新聞へ、サザエ役の声優・加藤みどりのインタビュー記事が掲載。加藤が語った『サザエさん』にまつわる超貴重な裏話に「これは興味深かった」「良い話ですね。ほっこりしました」「なんということでしょう」など、反響が続々と上がり話題となっている。

 加藤は取材の中で、実はカツオ役を受けるつもりで声優オーディションに臨んだこと、放送当初アドリブを入れまくってほとんどカットされたこと、アニメの制作スタッフの士気を下げないために、プロデューサーから『サザエさん』以外のアニメの仕事をしないよう忠告されたこと、一度だけ原作者の長谷川町子氏と食事をし、長谷川と加藤は『話をしない』という条件があったにも関わらず、長谷川に喋りかけてしまったこと、『サザエさん』は現在過渡期、アフレコの現場では、放送開始当初は加藤が一番年下だったのに、今は最年長になってしまっているなどなど、貴重なエピソードを次々と披露。

 これに「いろいろ面倒な決まりがあったんだな」「アニメ界の神を超えた人だ」「当時の声優の出演料を考えると、主役というだけで他の番組に出るなというのは結構辛かっただろうな」などさまざまな反響が上がったが、その中でも特に注目されたのは「『サザエさん』は現在過渡期」という部分だった。

『サザエさん』は放送がスタートしてから47年も経つアニメで、磯野家の人物で声優が変わっていないのはサザエ役の加藤と、タラオ役の貴家堂子だけだ。カツオは大山のぶ代、高橋和枝、冨永みーな、ワカメも山本嘉子、野村道子、津村まこと、とそれぞれ3回の交代を経験している。とりわけ最近では、2014年1月に波平を演じてきた永井一郎氏が82歳で死去、2015年9月にフネ役の89歳という年齢を考慮して麻生美代子が番組を卒業、同年11月にカツオの友人である中島役の白川澄子氏が80歳で死去と、立て続けに主要メンバーの交代があったことから、加藤も過渡期という言葉を使ったのだろう。

 現在のキャスト陣も、加藤が76歳、マスオ役の増岡弘が79歳、タラオ役の貴家堂子が75歳、イクラ役の桂玲子が76歳、花沢花子役の山本圭子が72歳、アナゴ役の若本規夫が70歳と高齢化が進んでいる(ほか磯野家だとカツオ役:冨永みーな49歳、ワカメ役:津村まこと50歳、波平役:茶風林54歳、フネ役:寺内よりえが63歳)。

 声優の高齢化を考えると、TVアニメ『ドラえもん』(テレビ朝日系)が2005年に、ドラえもん役の大山のぶ代が病気を理由に降板した際にキャストを一新したように、『サザエさん』も大幅な改革を考えなければいけないのかもしれない。しかし、「サザエの声は加藤さん以外にありえないな」「ここまで来たら頑張って頑張って頑張って100歳までサザエさんを演じて下さい」と、願うファンも多い。

『サザエさん』がない日曜日夕方は想像しづらい。今後いつかは必ず来る『サザエさん』の改革はどう行われるのだろうか……。

ご高齢だから、無理はしてほしくないけど、続けてほしい。難しいものだ。

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