『サザエさん』ワカメの行き過ぎた優しさがツッコまれる!? 「ベッキー・元気の押し売り、ワカメ・優しさの押し売り」

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『サザエさん』オフィシャルサイトより。

　ハイエナ・ノリスケのクズ行為による炎上、そして脚本家の激怒、と最近世間をにぎわせている『サザエさん』（フジテレビ系）（記事参照）。今月13日に放送された第2343話では、磯野家の次女、ワカメの行き過ぎた優しさに「ワカメうぜええええ！」「これぞ優しさの押し売り」「これだから優等生ちゃんは」と話題になった。

　ワカメといえば、常時パンツ丸出しという、きゃりーぱみゅぱみゅもびっくりの奇抜なファッションと、サザエ、カツオ、タラオという破天荒な兄弟の中で、唯一の良心的存在ということで有名（パンツはかぼちゃパンツ。戦後まもないころの、一般的なパンツだったらしい）。公式プロフィールでも「趣味は読書とおしゃれ」「優等生タイプでしっかりものの優しい女の子」「理想の女性像はフネとお隣の浮江」と、その特徴が記されており、とても叩かれるようなキャラクターには思えない。そんなワカメにいったい何があったというのか。

　今週放送された「あたしにまかせて」は、朝、波平がサザエに頼んでおいた靴磨きが行われていないことに気づく。サザエはワカメに任せたはずだと説明するも、どうみても靴は汚れたまま。仕方なく波平は汚れた靴を履き家を出ると、玄関先には「さあ、いらっしゃい、いらっしゃい」とすっかり靴磨き屋になりきっているワカメがいた。そんなワカメの様子を見ると、しぶしぶ波平は遅刻覚悟で靴磨きを依頼、同じく出勤前のマスオもそれに付き合うことに。その結果、マスオは会社の早朝会議に遅刻し、上司に怒られるという散々な目にあってしまうのだった。

　このワカメの行為には「ワカメちゃん、気持ちは嬉しいけどそれは……」「先にやっとけよ！」「ベッキー元気の押し売り、ワカメ・優しさの押し売り」と、一部の視聴者は違和感を覚えた様子。中には「わざわざ本人の目の前で靴を磨くというポイント稼ぎをワカメは狙ってやってるんやで」と、“ワカメ・腹黒”説を唱える人まで。

　また、この回でワカメはほかにも、風邪で休んだクラスメイトのために電話で授業内容を教えてあげる、という優しさを見せたのだが、あまりの長電話のため、波平が家にかけても電話がつながらないという不具合も生じてしまい、ここでも優しさが裏目に出る羽目となってしまっていた。さらにワカメはカツオと共に糸電話を作り、風邪がうつるといけないため、近づけないクラスメイトと会話することに成功したのだが、「かわいそうだろ。休ませてやれよ」という声が上がったことは言うまでもない。

　しかし、この回で見せたワカメのある行為が意外な反響を呼んでいる。それは、ワカメが遅刻しそうな低学年の男の子の手を引っ張って、一緒に学校に行くという優しさを見せたときだった。ネットでは「おねショタキタ！」「おねショタかいいぞー」「ワカメがショタを誘ってるだと!?」と、歓喜の声が上がった。「こんなパンツ見えてるやつに連れて行かれたくないやろ」と、ショタがかわいそうだとのツッコミもあったが、「ワカメちゃんを見ながらハァハァするショタ」と、ショタもまんざらではない様子であった。

　今週はまさかの「ワカメショタ疑惑」が浮上することとなったサザエさん。来週はいったいどんなことが話題となるのか。期待は膨らむばかりだ。