アートワーク500点を展示! 「ピクサー・スタジオ」30年の歴史は才能の結集だ

 3月5日から5月29日(日)にかけて、東京都現代美術館で開催されている「スタジオ設立30周年記念 ピクサー展」が好評だ。アニメーションの世界を立体的に描いたCGアニメーションの先駆者として映画界に君臨するディズニー/ピクサー。新作が発表されるたびに世界中で話題になる、人気のアニメーション・スタジオとなったピクサーの30年の歩みがわかる「ピクサー展」。 

1603_PIXAR01.jpg「スタジオ設立30周年記念 ピクサー展」入り口。

■ピクサー・スタジオはコンピューター開発会社だった

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 展示場に入ると、最初に目にするのは「ピクサー展」のイントロダクション。ここには30年の歴史をサクッと理解できるように、イラストや写真をちりばめた年表が展示されている。マニアックなファン以外は「へ~」と思うのが、ピクサーを立ち上げた人物のひとりがスティーブ・ジョブズだということ。

 アップルを退社したジョブズが、ジョン・ラセター、エド・キャットムル(コンピューター科学者/現・ピクサー社長)らと1986年「ピクサー・アニメーション・スタジオ」を誕生させたのだ。

 以前、『インサイド・ヘッド』のプロモーションでピート・ドクター監督が来日したとき、トークイベントで「僕がピクサーに入社したとき、ここはコンピューター開発の会社だったんだよ」と語っていたが、その通り、設立当初はハードウェアの製造会社。

 しかし、コンピューター開発では目立つことはなかったピクサー。ところが、ジョン・ラセターのアニメ開発部門がコマーシャル用のアニメを制作してから、ピクサーは光ある方へと動き出す。そして96年にフルCGによる長編アニメーション『トイ・ストーリー』をリリース。この作品がピクサーの未来を決定づけるのだ。この1作で監督のジョン・ラセターはアニメーション界の寵児になった。

「ピクサー展」はスタジオ設立30周年記念の展示会だが、主に『トイ・ストーリー』以降の世界を中心としている。イントロダクションで『トイ・ストーリー』以前のピクサーにも触れて、そのあと「さあ、これからピクサーの世界が始まるよ」とCGアニメーションの世界へと入っていく。では「ピクサー展」が披露するCGアニメーションの軌跡を追いかけてみよう。

(C)Disney/Pixar

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