銃を手にダンジョンを探索! 2Dガンバトルアクション『Enter the Gungeon』がおもしろそう※日本語にも対応

1603_2d.jpg「Steam」内『Enter the Gungeon』ページより。

 今や3DグラフィックスやVRが主役ともいえそうなビデオゲームだが、ひと昔前を彷彿とさせるドット絵のビジュアルで、深くハマれるダンジョン探索アクションゲーム『Enter the Gungeon』に注目が集まっている。

■銃だらけの“ガンジョン”探索アクションゲーム

 ファンタジックな剣と魔法で、冒険を繰り広げるRPGは定番といえるジャンルだが、この『Enter the Gungeon』の世界では頼りになるのは“銃”だけ。なかなか潔いとも言える世界観で、タイトルの一部になっている“Gungeon”とは、ゲームの舞台となっているダンジョンが銃だらけであることを表現すべく作られた、合成語“ガンジョン”のことである。登場する銃器は200種類にも及び、当然のことながら銃弾やビーム光線が雨アラレの戦闘シーンが展開する。

 ダンジョン探索ゲームであるとともに、2Dガンアクションゲームでもある本作の目的は、モンスターと戦いながらダンジョンを下りて、最深部に眠る過去さえも消し去るといわれている“伝説の銃”を手に入れることである。探検の目的もまた銃がテーマになっているのだ。

『Enter the Gungeon』トレーラー 「DevolverDigital」より

 それぞれのバックストーリーを持ち、異なる装備が施された個性あるキャラクターの中から1人を選んで、プレイを始めることになる。ダンジョンは自動生成されクリア後も飽きず何度も楽しめそうだ。また2人協力プレイも可能である。

 ダンジョンに登場する敵もバリエーションに富んでおり、一度の戦闘で2、3種類のタイプの異なる敵グループが出現するという。ユニークな特徴を持ったボスキャラも、探索の節目に登場してくるようだ。米ワシントンDCのデベロッパー・Dodge Rollが開発し、独立系パブリッシャーのDevolver Digitalが販売する本作は、4月5日にPC版がSteamなどで配信開始となる。PS4版も4月中のリリースを予定しているということだ。ローカライズは10カ国語にも及んでおり、嬉しいことに日本語も含まれている。現在Steamでは予約価格として10%オフの1332円で購入が可能。気になる向きはチェックしてみてはいかがだろうか。

■今年発売の“ドット絵”アクションゲームの数々

『Serious Sam』シリーズや『Hotline Miami』シリーズなど、ユニークなタイトルを発掘して世界中のゲーマーに届けている独立系パブリッシャーのDevolver Digitalだが、『Enter the Gungeon』のほかにも今年リリース予定の気になるゲームが目白押しだ。

 フランスのインディーズデベロッパー、Le Cartelが開発して今年リリースが予定されているのは、80年代のソ連を舞台にしたバイオレンスアクション『Mother Russia Bleeds』(PC版、PS4版)だ。2Dのドット絵のビジュアルながら、流血シーン満載のスプラッターなバイオレンス表現が特徴だ。

※閲覧注意 『Mother Russia Bleeds』トレーラー 「DevolverDigital」より

 なんと収監施設が舞台ということで、目にした人物を片っ端から殴り殺しているこの主人公は、薬物の力で残忍かつ強大なパワーを発揮するという、かなり物騒な設定だ。バイオレンスシーンがとにかく強烈で、殴り倒した相手をさらに執拗に叩きのめして頭部を破壊したり、拳銃で頭を撃ち抜いたりと全編血みどろだ。この破天荒な展開がいったいどんな顛末を迎えるのかも気になる。

 そしてもう1本は、イギリスのインディーズデベロッパー、Eneme Entertainmentが開発中のアクションRPG『EITR』(PC版、PS4版)である。北欧神話を題材にしてスカンジナビア半島に伝わる伝説の女剣士“シールドメイデン(盾乙女)”が活躍するストーリーのアクションRPGだ。

※閲覧注意 『EITR』トレーラー 「DevolverDigital」より

 本作もまたドット絵のビジュアルながら、夜が長い北欧の土地柄をもとに、フィールドを雰囲気たっぷりに描いている。かつて大ヒットを記録したダンジョン探索アクションRPG『ディアブロ』や、任天堂のアクションアドベンチャー『ゼルダの伝説』シリーズに強い影響を受けているという本作が、いったいどんなゲーム体験をもたらしてくれるのか期待が膨らむ。今年もまたインディーズゲーム好きには楽しみが尽きない年になるようだ。
(文/仲田しんじ)

【参考】

・Tech Times
http://www.techtimes.com/articles/131218/20160205/enter-the-gungeon-pulls-no-punches-as-it-tasks-players-with-exploring-a-deadly-labyrinth.htm

・「Steam」の『Mother Russia Bleeds』ページ
http://store.steampowered.com/app/361300/

・「Steam」の『MEITR』ページ
http://store.steampowered.com/app/350050/

クロスステッチで楽しむレトロゲーム

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自作するのもちょっと楽しそう。

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