声優誌レビュー「声優グランプリ」2016年3月号

上坂すみれの癒しはクラゲ!? さらに膨張を続ける声優業界、今月は「声優名鑑」つき!

――昨今の声優人気に伴い、気がつけば声優専門誌も定期・不定期を合わせて10誌以上が刊行されている。そんな“声優誌 群雄割拠”の時代にあって、各誌はどのような記事・企画をとりあげているのだろうか? 主要な声優誌を中心に、目玉記事や気になる企画などを紹介しつつ、各誌の特徴を分析していく――

上坂すみれの癒しはクラゲ!?声優グランプリ(主婦の友インフォス情報社)2016年3月号。

■声優グランプリ(主婦の友インフォス情報社)2016年3月号
出版社…主婦の友インフォス情報社
発売日…2月10日(毎月10日発売)
価格……1250円+税
創刊……1994年

「声優グランプリ」3月号の表紙&巻頭は久保ユリカ。『ラブライブ!μ’sのメンバーとして大きく知名度を上げた彼女が、このたびソロアーティストデビューを果たし、めでたく「声グラ」表紙初登場となった。

 μ’sのブレイク以降、ソロメジャーデビューを果たしたのは新田恵海Pile内田彩楠田亜衣奈に続いて5人目。また、飯田里穂は事実上の再デビューであり、残る3人(南條愛乃三森すずこ徳井青空)もデビュー済みである。あらためてμ’sの影響力を感じる次第だ。

 さて、そのほかで気になったのは……

【「雨宮天」軽い毒を吐く】
 TrySailのライブイベント「アマイセイル」の話題で、麻倉ももから「『甘い』ってどういうこと?」と尋ねられた雨宮。すると彼女は「女の子らしくて、かわいくて、あざといってことじゃない?」と回答。女の子らしく可愛い女性を、内心で「あざといなぁ」と思っているのでしょうか?

【「島崎信長」バレンタインデーの思い出を語る】
 連載「ノブライフ」にて「学生時代のバレンタインデーの思い出はとくにない」「義理チョコはもらえていたので少しは恵まれていたかも」とのこと……嘘だ、絶対に嘘だッ!

【「上坂すみれ」クラゲを語る】
 連載「上坂すみれの同志諸君に告ぐ(ハート)」より。彼女が一番好きなクラゲは「ブルージェリーフィッシュ」で、理由は「クラゲのなかでも一番アクティブ感があるから」とのこと。先日、アンチによる心ないリプライが原因でTwitterの休止を発表した彼女。ファンとの距離が近いとストレスが溜まる機会も多いと思いますが、クラゲを眺めて心をケアしていただけると何よりです。

 なお「声グラ」3月号と言えば、毎年恒例の別冊付録「声優名鑑 女性編」である。2016年版も重宝することになるが、毎年少しずつボリュームが増えているような気がするので、せっかくだから過去5年分の名鑑掲載人数を調べてみました。

【声グラ「声優名鑑 女性編」】
2012年版 548名
2013年版 596名(+48名)
2014年版 644名(+48名)
2015年版 692名(+48名)
2016年版 728名(+36名)

 順調に増えていますね。名鑑に取り上げる人数が増えるということは、それだけ声優業界が盛り上がっている証拠と言えるかもしれない。こうした数字の積み重ねを見るとワクワクするが、なんか既視感が……。そうだ、コレって王貞治の本塁打数っぽくね? というワケで、ついでに王貞治氏の通算本塁打数から類似した5年間を抽出してみました。

【王貞治「通算本塁打数」】
1972年 536本
1973年 585本(+51本)
1974年 634本(+49本)
1975年 667本(+33本)
1976年 716本(+49本)

 なんか分かんないけど、すごく似てる気がする。しかも、ちょうど40年前というのも謎のシンパシーを感じずにはいられない。

 ちなみに王氏は716本で迎えた1977年シーズンに、世界記録となる通算756本塁打を達成して「世界の王」となりました。同誌の「声優名鑑」も、このペースでいけば来年には756名を突破できるかもしれない。まぁ、突破したからって別に何の記録にもならないんだけど、せっかくだから来年は756名超えを期待したいと思うのです。かっ飛ばせ~、声グラ!
(文/神楽坂隆)

声優グランプリ 2016年 04 月号 [雑誌]

声優グランプリ 2016年 04 月号 [雑誌]

声優名鑑 男性編は次号4月号についてくるようです

上坂すみれの癒しはクラゲ!? さらに膨張を続ける声優業界、今月は「声優名鑑」つき!のページです。おたぽるは、声優人気連載アニメアイドル&声優アニメ雑誌の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

- -

人気記事ランキング

XLサイズ……
XLサイズって想像できないだけど!!