「普通に安いな」「中古ばっかで臭そう」 静岡県に“マンガ喫茶のあるマンション”誕生!!

1602_mankitu.jpg『加和太建設』公式サイトより。

 静岡県三島市に本社を構える加和太(かわた)建設と、全国展開を見せる大手古書店・BOOK OFFが手を組んだ、世界初“マンガ喫茶のあるマンション”が爆誕する。ネットカフェ難民も少なくない日本において、住める上にマンガが読める! マンガ好きは興味津々だろうと思い、ネット上の声を拾ってみた。

 オランダ・アムステルダムで、各種のゲーム機とソフトを豊富に取り揃えた、世界初の“ゲームし放題”ホテル「The Arcade Hotel」が誕生したり、東京都池袋に泊まれる本屋「BOOK AND BED TOKYO」が誕生したりと、インドア派のオタクにとって嬉しい施設ができつつある。しかしあくまで宿泊施設であり、住めるわけではない。

 その中で、3月1日より入居者を募集する「ブックベース」。近くにゴルフ場が点在する静岡県駿東郡長泉町の旧独身寮の物件が、加和太建設とBOOK OFFのコラボレーションにより生まれ変わった、マンガ喫茶のあるマンションだ。独身社員たちが社交場として利用した食堂に約9,000冊(コミックス8,000冊+一般書1,000冊)を置き、住民同士のコミュニケーションのきっかけや、居住者の楽しみを増やし、既存物件のさらなる価値の付加を目指すという。なお、本のラインナップは明かされていないが、“少年時代に影響を受けた本、また読み返したいマンガなど、多大に影響を受けたタイトル”を中心に取り揃えられるとのこと。

「ブックベース」の気になる家賃は3万9,000円~7万5,000円。そこに共益費5,000円、駐車場5,000円が加わることとなる。部屋数は1R(19平米)×15、1DK(30平米)×2、2LDK(60平米)×1の計18戸。ほかの都道府県に住む人からすると、それが高いのか安いのかもわからないと思われるので、駿東郡長泉町の相場を調べたところ、月々およそ4万円代~7万円程度出せば、1LDKに住めそう。つまり、「ブックベース」の家賃は妥当であり、マンガが読めることを考慮すると安いくらいだ。

 一方で、「9,000とか少なすぎ」「9,000冊なんて個人レベル」「平均10巻としても900作品しか置いてないのか」「収集家ではない俺ですら、1万冊近くマンガ持ってるぞ」「この程度でマンガ喫茶名乗るとか、色んな意味で、ここのオーナー恥ずかしい人生送ってきてるんだろうな」と、9,000冊という点に引っかかる人は多いようだ。

 また、BOOK OFFということで、「ブコフで余ったマンガが回されるんだろうな」「100円コーナー以外のマンガは、まずない」「汚いマンガだらけだと思う」「『金田一』『犬夜叉』『コナン』みたいな、不良在庫ばかりが巻揃ってるんだろ」といった指摘も。

 さらには「マン喫ってことは、ドリンクバーがあるんだろうな?」「マンガはいいから、家賃安くしてくれ」「大学生が入居して溜まり場になって、住居者間戦争が始まる」などネット上では、自分が住むわけでもないのに言いたい放題な意見も目立つが、もちろん中には「ちょっと考えてしまった」「普通に安いな」「マンガ捨てるの面倒だから、こういうフリースペースに置いてきたい」「新刊が毎月補充されるならいい」など、肯定的な人も見られた。大学や仕事の関係で、4月から静岡県に引っ越す必要がある人は、「ブックベース」を候補のひとつに入れてみたらどうだろうか。

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