山本耕史＆新妻聖子『映画プリキュア』歌唱に報道陣が息を呑む事態に!?　シリーズ過去作品ではこんな声も

• ツイート
• 

『映画プリキュアオールスターズ　みんなで歌う♪ 奇跡の魔法！』公式サイトより。

　今月から放送がスタートした『魔法つかいプリキュア！』（テレビ東京系）。主人公2人が手をつないで変身したりする作風からネット上などでは、初代の『ふたりはプリキュア』を意識していると、往年のシリーズファンからは懐かしむとともに好意的な声も多く、好調な滑り出しを見せたようだ。

　そんな中、20作目の劇場版にして初のミュージカル作品となる、『映画プリキュアオールスターズ　みんなで歌う♪ 奇跡の魔法！』（3月19日）の公開まで1カ月を切った。ゲスト声優には、ミュージカルなどで活躍する女優・歌手の新妻聖子が魔女・ソルシエール、そして“掘北の旦那”こと俳優の山本耕史がその手下・トラウーマとして出演する。過去、古今東西のアニメ作品への俳優やタレントの声優起用には、アレルギー反応を示すアニメファンが出たり、話題優先の起用で目も当てられないぐらい酷い演技を披露するタレントもいたりしたものだが、本作ではどうなのだろうか？　アニメライターがこう話す。

「『プリキュア』シリーズでいえば、2014年公開の『映画プリキュアオールスターズ NewStage3 永遠のともだち』に剛力彩芽が出演し、奈美という少女役の声を当てましたが、『剛力彩芽の幼女演技が下手すぎる事以外は神映画』といった感想も出るなど、“なんで本職の声優を起用しなかったんだ”といった雰囲気でしたね。逆に、13年に劇場版『映画ドキドキ!プリキュア マナ結婚!!?未来につなぐ希望のドレス』に出演した谷原章介は『上手かった』と、フタを開けてみれば高評価でした。
今回の場合、山本の起用には、昨年、堀北真希と“交際0日”の電撃婚をしているだけに、マスコミに向けた話題作りのためだけと見られがち。しかし、山本といえば1996年にはテレビアニメ『花より男子』の花沢類役を演じていたり、新妻も11年の『とある飛空士への追憶』の狩乃チセ役で出演しています。それに、今作はミュージカルプロデュースという役職を用意し、有名作曲家の森雪之丞氏を起用しており、ちゃんと舞台で歌える役者を引っ張ってきたということだと思います」

　そんな新妻と山本の実力を実証するかのようなアフレコ＆レコーディングイベントが17日に都内スタジオで開催。その様子をワイドショー関係者が語る。

「この日は、劇中歌『秘薬のレシピ』歌唱シーンが公開されました。ロックな曲調でパンチのあるアップテンポなものでしたが、2人とも難なく歌いこなしている感じでしたよ。中盤には、ムービー録音の都合上、2人の声だけがアカペラのようにスタジオ内に響く場面もあったのですが、2人のハモリも含めて、まったく音が外れず、アニメ映像との口パクも合っているのがよく分かりました。森氏からは、山本へ急きょ楽曲中にトラウーマのいななく感じを入れてほしいというリクエストも入ったのですが、これも1発OK。あまりの迫力ある声に、公開レコーディング中、報道陣も度肝を抜かれ息を呑んでいましたね。森氏が『完璧です！』と称賛していたのもお世辞ではない感じでした」

　今作ではペンライトのような『ミラクルステッキライト』も入場者プレゼントとして配布。一緒に振ってプリキュアたちを応援できるというが、44人のプリキュアの敵となるソルシエールとトラウーマの圧倒的な歌唱力に対抗するには、劇場に訪れた“おともだち”の応援も必要になるのかもしれない。