アメリカならではの“大統領選SLG”が次期大統領を予測! 気になる予測結果は?

1602_PE.jpg『President Infinity』公式サイトより。

 いよいよアメリカでは次期大統領候補者たちによる戦いが幕を開けた――。選挙に関心が高いアメリカでは、大統領選挙を題材にしたシミュレーションゲームも定期的にリリースされ楽しまれている。はたして、それらの選挙シミュレーションゲームが今回の大統領選をどう予測するのだろうか。

■アメリカならではの大統領選挙SLG

 米大統領選は両党の指名候補争いがいよいよ本格的にはじまったが、先日はネバダ州の民主党予備選挙でヒラリー・クリントンが僅差で勝ち、サウスカロライナ州の共和党予備選ではドナルド・ドランプが勝利を収めた。そして共和党のジェブ・ブッシュがこのタイミングで大統領選からの撤退を発表したこともまた巷を賑わせている。

 ドナルド・トランプの登場で混迷を深めているように見える共和党の指名候補争いだが、この“トランプ効果”が民主党にも波及しているのか、指名候補になるのはほぼ決定的と見られていたヒラリー・クリントンが、バーニー・サンダースの予期せぬ追撃を受けて争いが激化してきているのも気になるところだ。

 選挙好きな国民性のアメリカでは、大統領選挙を題材にしたシミュレーションゲームがかなり前からリリースされていて、それなりに楽しまれている。代表的なものに『President Elect』(1981年)や『Power Politics』(92年)などがあり、特に『Power Politics』は当時のビル・クリントンの当選を予測したとも言われている。

 そして昨年リリースされた本格的な大統領選SLGが『President Infinity』だ。今年の大統領選を題材にしており、現実に存在する政治家を選んでプレイすることができ、またオリジナルの候補者を作ることも可能である。プレイヤーはいわば候補者の参謀となって、選挙選を細部に到るまでマネージメントしていく内容だ。また候補者を選んで、選挙予算などいくつかのパラメータの値を入力し、あとはプログラムに任せて選挙戦の成行きを観戦することもできる。

 なかなか興味深いSLGだが、情報サイト『VICE』の記事ではこの『President Infinity』で現在の大統領選の予想を試み、その顛末をレポートしている。さて、最新の大統領選挙SLGはどのような選挙結果を弾き出したのか。

■ヒラリー・クリントン対マルコ・ルビオ

『President Infinity』でまずは両党の予備選がシミュレートされた。民主党の指名候補を選出す予備選は11回ものシミュレーションが行なわれたということだが、そのうちの9回がヒラリー・クリントンの勝利であったということだ。2回の勝利を収めたのは、ゲーム内では候補者に名を連ねているジョー・バイデン(現実には出馬を断念)である。勝率からいって民主党の候補はまずヒラリーで固いということになりそう。

 一方、共和党の予備選挙では面白いことにドナルド・トランプが3月終盤に選挙戦から撤退するという予測も出ているという。選挙戦スピーチでの失言などによってスキャンダルを招き、撤退を余儀なくされるということだが、現実のトランプはすでに“失言”だらけだという気もするが……。そして選挙戦のほうは5名の候補(撤退しなかった場合のドナルド・トランプ、マルコ・ルビオ、テッド・クルーズ、カーリー・フィオリーナ、ゲーム内では残っているジェブ・ブッシュ)で票が割れるものの、決戦投票 (議長決裁)が行なわれて11回のシミュレーションですべてルビオに軍配があがったという。『President Infinity』ではほぼ100%、共和党候補はマルコ・ルビオということだ。

 そして大統領選挙だが、5回行なわれたシミュレーションでルビオが3回の勝利を収めたという。勝率60%と接戦ではあるものの、この『President Infinity』は次期大統領をマルコ・ルビオと予測したことになる。現状ではドナルド・トランブの話題でもちきりの選挙戦だが、ジェブ・ブッシュが撤退したことになり、マルコ・ルビオに票が集まる動きも実際に起こりはじめているという指摘もある。はたしてこの予測は的中するのだろうか。

トロピコ3

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