【ACTF2016】「アニメミライ」改め「あにめたまご」で試すデジタル作画 「アニメ業界の将来予測をする材料になれば」

 なお4作品中、武右ェ門がCGアニメ会社であることから『風の又三郎』はCGソフト・Mayaで制作されている。ただし制作に入る前のサムネイル(キャラクター演技の確定)は手描きで行ったそうだ(筆者注:現状としてアニメーターは2D手描きのみを対象とした職種ではなく、実写やゲームの業界においては3DCGも含まれる)。

 最終的に「あにめたまご」は「アニメ業界の将来予測をする材料になれば」とのこと。単に原画・動画の工程をデジタル化するだけでなく、作業工程全般や個人の職域の見直しや変化も生じてくるだろうといった予測になる。デジタル化に伴うアニメ産業全体の変化、その変化に則した作業形態およびOJTのあり方を含めた研究の発表をしていきたいと展望した。

 今後「あにめたまご2016」の4作品は、東京アニメセンター(秋葉原UDX)での展示、東京アニメアワードフェスティバル2016(TOHOシネマズ日本橋)での上映、AnimeJapan 2016でのトークイベント(東京ビッグサイト)、報告書の作成・公開などを予定している。
(取材・文/真狩祐志)

■あにめたまご2016 第2弾PV
https://www.youtube.com/watch?v=3v6xYrSfAlU
あにめたまご
http://animetamago.jp/
アニメーション・クリエイティブ・テクノロジー・フォーラム(ACTF)2016
http://www.janica.jp/course/digital/actf2016.html

アニメミライ 2014 Blu-ray

アニメミライ 2014 Blu-ray

せっかく「アニメミライ」という名前が普及してきていたのでもったいない気もします

【ACTF2016】「アニメミライ」改め「あにめたまご」で試すデジタル作画 「アニメ業界の将来予測をする材料になれば」のページです。おたぽるは、アニメ話題・騒動の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

- -

人気記事ランキング

XLサイズ……
XLサイズって想像できないだけど!!