売春婦はセックスロボットに、タクシー運転手は自動運転車に職を奪われる!? しまいに次期アメリカ大統領はワトソンで決まりだと!?

1602_watson.jpgYouTube『The future of IBM Watson』より。

 オバマ大統領の任期もあと少しとなり、現在アメリカ大統領選も真っ最中。次期大統領の有力候補者は、ヒラリー・クリントン、ドナルド・トランプ、バニー・サンダース……と日本から眺めてみても曲者揃い。まぁ人間である以上、その考え方に偏りがでてしまうのはしょうがないことかもしれない。そこで今アメリカで、次期大統領にもっともふさわしいと言われているのが、「無欲・公正・英知」という完璧なワトソンだ。

 ワトソンはIBMが制作した、質問応答システム・意思決定支援システム、いわゆる人工知能である。2011年にはアメリカの人気クイズ番組「ジョパディ!」で見事優勝し、賞金100万ドルを獲得、そして全額を慈善事業に寄付という、英知と無欲っぷりを発揮した(もちろん寄付したのはIBMだが)。

 人工知能は感情を持たないことから、情報のみから最も論理的な結論を導き出すことができると考えられている。それも一人の人間がインプットできる情報量とはケタ違いであり、また新しい情報の吸収スピードも勿論人間の比ではない。次期大統領候補者の一人、トランスヒューマニスト党のゾルタン・イストバン氏はこう語る。「過去・現在、世界の指導者の問題点は彼らが利己的であることだ」「AI大統領こそ利他的であり、28年には大統領となっていても不思議ではない」と。

 これに対し「正直ロボットに独裁政治させたほうがいいと思う」「AIに統治してもらったほうがマシになるんじゃね?」「日本の総理大臣だったらロボットの方が優秀そう」「大統領にはならないと思うけど、色々相談するのはありかも」と、日本では賛成の声が意外と多いようだ。しかし中には「AIっていっても結局必要な情報得られなかったら正しい判断できないんだろ? 官僚たちが情報隠せばAIが失敗するから政治家は安泰だね」と鋭い指摘をする声も。

 ちなみに09年には、マイケル・ムーア監督がロボットよりも非現実的な、観葉植物(イチジクの木)を政治家に立候補させるような事態も起こっている。さすが自由の国アメリカ。もしかしたら近い将来、ロボット政治家誕生もありえるかもしれない。

 ワトソンのニュースと並行して、アメリカ科学振興協会では年次総会が行われていた。そこでコンピューター科学者で大学教授のモシュ・バルディ氏は、今後のロボット工学の発展に伴い、大量の失業者が発生することを予測。タクシー運転手などは自動運転車に職を奪われ、さらに売春婦までもが“セックスロボット”に職を奪われるだろう、と話した。

「セックスロボット……………だと?」と、もちろん日本のネット民が“セックスロボット”に食いつかないはずがなく、「愛玩ロイドは早く欲しい。死ぬまでには実現してほしい」「ロボットは臭くないだろうからいいな」「はやくセクサロイド頼むよ」「セックスロボットでやったら、童貞じゃなくなるのだろうか?」と興味津々。

 日々世界中で科学者が技術を競い合い、ロボットは進化し続けている。人工知能を持つロボ、おそうじロボ、四足歩行のロボ……。はたしてワトソンが大統領になるのが先か、セックスロボットが生まれるのが先になるのか、いまから10年後の世界に期待して、童貞は大切に取っておこう。

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