大手は絶対作れない! ISの欧州侵攻を阻止するアクションシューティングが登場

1602_is.jpgYouTube「IS Defense Gameplay Trailer」より。

 混迷を極めるシリア内戦は、国際社会による停戦へ向けた努力も残念ながら有効に働いておらず、相変わらず予断を許さない状況のようだ。加えてシリアにはIS(「イスラム国」)が侵攻していることで問題をさらに複雑にしている。世界がのっぴきならない中東情勢に直面している中で、ISを題材にしたシューティングゲームがもうじき登場するようだ。

■迫り来るIS兵を阻止すべく機関銃をぶっぱなす

 ポーランドのゲームデベロッパー、Destructive Creationsが現在開発中のシューティングゲーム『IS Defense』の最新トレーラーが先頃、同社のYouTubeチャンネルで公開されている。

『IS Defense』トレーラー 「Destructive Creations」より

 冒頭のナレーションでは、時代設定が2020年であることが告げられている。この時点で北アフリカ全土を手中に収めているISがヨーロッパ大陸に向けて進撃を開始。プレイヤーはNATO軍の機関銃手となって迫り来るIS兵を阻止すべく機関銃をぶっぱなす痛快なシューティングゲームだ。機関銃だけでなくロケットランチャーにも武装を切り替えられるようである。

 動画を見る限り“機関銃”であることの意味は『コール オブ デューティ』のようなFPSと違ってプレイヤーが動き回らない(動き回れない)ところにあるようで、基本的には銃座は固定しているようだ。1980年代のレトロなガンシューティングゲーム『オペレーションウルフ』を楽しんでいた向きにはむしろ懐かしい印象さえ受けるかもしれない。

 そしてゲーマーでなくとも気になるのはやはり、物議を醸しそうなISをゲームの題材にしたことだろう。これに関して同社は決して世間に波風を起そうとしたわけではなく、現在の中東情勢に対する「個人的否認」を表現したまでのことであると説明している。固定銃座の銃撃戦は現代の戦争ではなかなか想定しづらいのだが、基本的にはローテクな武装のISとの戦闘に設定することで、第二次世界大戦風の戦い方をリアルに復活させる意図もあるのではないかと感じた次第だ。また動画によれば発売は16年の第2四半期(7~9月)中とのことである。題材はかなり物騒で、迫力あるグラフィックスにも惹きこまれるが、ちょっとした空き時間に気軽にプレイできるゲームのようでもある。完成した同作がどんな仕上がりになり、話題を呼ぶのか気になるところだ。

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