トヨタの自動車パーツ擬人化企画で花澤香菜ら豪華声優陣起用!!「こんなんで俺ら声豚が釣れるとでも…(視聴中)」

1602_prius.jpg『PRIUS! IMPOSSIBLE GIRLS』公式サイトより。

 世界最大級の規模を誇る日本の自動車メーカー・トヨタが、オタクを取り込もうとしている。昨今、メルセデス・ベンツがアニメCMを制作したり、スバルがテレビアニメを制作したり、バイク5メーカーが女子高生バイクアニメ『ばくおん!!』とコラボしたりと、オタクにすり寄る傾向が顕著に見られる自動車業界。トヨタもその波に乗ってか、自動車・プリウスのパーツ擬人化という手に打って出た。これに対し「動画見たら考え方変わったわ。これはやばい」とトヨタの本気ぶりを称える声が相次いでいる。

 トヨタは2015年にもシャア専用オーリスIIという自動車を300台限定発売し話題となっていたが、今回のオタクへのすり寄りは“萌え”の要素が濃い。プリウスのパーツを美少女に擬人化したこの企画だが、ただの擬人化に収まらず、全40部品のパーツのうち10個は豪華声優陣が声を吹き込んでいる。

 トヨタ公式サイトでは、2ZR-FXEエンジン(CV:花澤香菜)「さあ、私たちと走ろう。」。パワーコントロールユニット(CV:久野美咲)「ちっちゃいからって、なめないでよね!」。ダブルウィッシュボーン式サスペンション(CV:悠木碧)「いつでも、支えているから。」。トライアングルシルエット(CV:井口裕香)「風の中を泳いでいくのさ。」など、各パーツの性能に合わせた台詞つきで、部品が紹介されている。この試みに「あざとく狙った声優でフイタ」「完全に萌豚狙ってますわ」「豪華すぎでしょ」「こんなんで俺ら声豚が釣れるとでも……(視聴中)」と一定の効果は得られているようだ。

 しかし中には「急に擦り寄ろうとしたところでやっぱり何もわかってない感が出てしまうんだよなぁ」「企業の若者向けプロモーションはなぜオタク化するのだろうか」と否定的な意見も出ている。実際にトヨタが制作した「PRIUS! IMPOSSIBLE GIRLS」の動画を見ると「日本終了」「せっかくいい車だと思ったのに」「なんか買う気失せるわ」「日本人みんなアニメ好きって訳じゃないんですけどね」と、トヨタのこの露骨なオタク姿勢に嫌悪感を示す反応もチラホラ。

 しかし、この動画に対しては外国人も数多く反応していて、「トヨタに100ポイント!」「ベストコマーシャル!」「私が日本を好きな理由はこれだヨ!」「これは恐ろしいほど効果的な広告キャンペーンだと認めなければならんな」と評価は高い。

 若者の車離れから、今回トヨタがこのような大々的な企画に打って出たのだが、いったいどれほどの効果が得られるのか。直接的に売り上げにつながらなくとも、各メディアで放送されたり、海外ファンも動画をチェックするなど、話題作りとしては、すでにそれなりの成功をおさめたとも言えるだろう。「トヨタは金持ってんだから色々試せばいいよ」との声もあるように、大企業だからこそ、こういったチャレンジもできるわけで、今後もトヨタには様々な“攻め”の企画を行ってもらいたい。

 オタクへの自動車業界のすり寄りはこれからもしばらく続きそうだが、今度はいったいどんな試みがなされるのだろうか。いつかトランスフォーマーもつくってほしいものだ。

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