『ひぐらしのなく頃に』全話1枚Blu-ray発売に「待ってました!!」 4Kテレビ&シアター4DX時代だが画質は重要じゃない!?

1602_higurashi.jpg『オヤシロさまドットコム』より。

 TVアニメ『ひぐらしのなく頃に』が、2016年で放送10周年を迎えることを受け、NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパンから6月3日、全話を1枚のBlu-rayに収めた「『ひぐらしのなく頃に』全話いっき見ブルーレイ」(以下、「全話いっき見ブルーレイ」)の販売が決定。これにはネットでも「いい時代になりましたな」「きちんと観たことないし、買ってみるかな」など、歓迎の声が上がっている。

『ひぐらしのなく頃に』『ひぐらしのなく頃に解』、それぞれ発売される「全話いっき見ブルーレイ」。オリジナルマスターからデジタルリマスタリングし、DVD画質を上回る“ハイレートSD(480i)”画質、全話560分を収録して9,000円(+税)となる。17年6月2日までの期間限定商品となるが、期間限定といっても1年間もあるため、買い急ぐこともなさそうだ。

『ひぐらしのなく頃に』に限らず、アニメファンからはかねてより、「1枚1枚が高いし、ディスクの入れ替えも面倒臭い」「画質は下がっても安価で」「場所も取るから1枚で出してくれ」などの声が多く見られていた。それだけに「全話いっき見ブルーレイ」の登場には、「いいじゃん」「これは嬉しい」「入れ替えがめんどいから助かるね」「売れそうだね。俺は買わないけど」といった声は多い。また、「『まんが日本昔ばなし』もこれで」「『銀英伝』もお願い」「『ボトムズ』早く出せや」など、収録時間が長めの過去作品も、このスタイルでの再販を望む声も噴出している。

 しかし一方、「SD画質とか要らんわ」「SD、はい論外」「いまどき480iかよ」「なんでフルHDにしねーんだよ」「BDの特性を生かしたのか殺したのかわからん商売すんだな」と、画質にこだわるファンも少なくない。

 桑沢篤夫原作の野球マンガ『緑山高校』(集英社)が、1990年に『緑山高校 甲子園編』というタイトルでOVAとして登場。歳月は流れ、06年にOVA全10話+『緑山高校 甲子園編 劇場版』を収録したDVD-BOXが発売された。当初は2万6,250円(税込)で売られたのだが、需要と供給のバランスが合わなかったのか、購入できなかったファンは多く、値段は高騰(現在、amazon新品価格:13万8,000円/中古:5万3,800円~)。しかし15年、DVD-BOXと同様の内容を1枚のBlu-rayに収録し、「アニメ『緑山高校甲子園編』こんぷりーと・ぶるーれい(完封盤)」として1万2,500円(+税)で発売。こちらも「全話いっき見ブルーレイ」と同じく“ハイレートSD(480i)”画質なのだが、レビューを見る限り「40インチフルハイビジョンテレビ視聴で、キレイな画質で観られました」「DVDよりコントラストがくっきりしたように感じます」など、画質について悪くいうファンは少ない。

『ひぐらしのなく頃に』と『緑山高校 甲子園編』では時代が違うため、「アニメ『緑山高校甲子園編』こんぷりーと・ぶるーれい(完封盤)」の画質に問題なかったから、「全話いっき見ブルーレイ」も大丈夫……とは言い切れないので、参考程度に据えてほしい。

 だが、不思議なもので「画質が多少劣っても1枚のほうが助かる」という人が多いかと思えば、家電メーカーはSD(DVD)の24倍、ハイビジョン(地上デジタル放送)の53倍(とも言われている)、フルハイビジョン(Blu-ray)の4倍の画素数を誇る4Kテレビに活路を見出していたりする。また、それに応えるかのごとくJ:COMでは、新作の公開を記念し『映画ドラえもん のび太の日本誕生』の4K画質独占配信を行う(記事参照)。

『ひぐらしのなく頃に』全話1枚Blu-ray発売に「待ってました!!」 4Kテレビ&シアター4DX時代だが画質は重要じゃない!?のページです。おたぽるは、アニメ話題・騒動の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

- -

人気記事ランキング

XLサイズ……
XLサイズって想像できないだけど!!