『サザエさん』サザエ像に続き、タラオ像までもが!! しかし、「タラオならいいや」「タラオざまぁ」 ネット上は歓喜の声が!?

『サザエさん』サザエ像に続き、タラオ像までもが!! しかし、「タラオならいいや」「タラオざまぁ」 ネット上は歓喜の声が!?の画像1『海っぴ』のTwitter(@umippi8141)より。

 福岡県福岡市にあるシーサイドももち海浜公園に設置されている国民的アニメ『サザエさん』(フジテレビ系)一家のアルミ製シルエット像。元々はサザエ、カツオ、ワカメ、タラオの4体が設置されてだが、2015年にサザエ像が折られる被害に遭った。それから半年以上がすぎた2月16日、今度はタラオが壊されてしまい、カツオとワカメのふたりのみという悲しい事態に……。しかし、ネット上では「タラオはウザいから仕方ない」といった声が、一部から上がっているようだ。

『サザエさん』の原作者・長谷川町子氏のゆかりの地として、12年5月に誕生した「サザエさん通り」。長谷川氏がかつて、百道(ももち)海岸を散歩しながらサザエ、カツオ、ワカメなどの名前を考えたそうで、約1.6kmのサザエさん通りの中ほどに位置する磯野広場には、サザエさん発案の地記念碑が置かれ、15年3月には一家のアルミ製シルエット像も設置された。

 しかし、設置からわずか4カ月後の15年7月、主人公であるサザエのシルエット像が何者かに破壊されてしまう。早良区の「サザエさん通り」を生かしたまちづくり推進協議会は、心ない人によって壊されたサザエ像の再建に役立てるため、9月より「サザエさん像再建募金」を募った。その結果、145万円もの大金が集まり、3月予定には再び4人が揃うはずだった。

 ところが16日、サザエに続き、タラオまでが足元から折られる被害に遭ってしまった。公園管理事務所が巡回中に発見したそうで、早良署は現在、器物損壊容疑で調べているという。なお、ワカメも若干傾いているとのこと。

 3月26日には、サザエ像再建を祝うお披露目会も計画されていたそうで、早良区役所企画課課長・石井宏治氏は「タラちゃんがいないのに実施するわけにはいかない。タラちゃん像の再設置が間に合わない場合は、日程をずらさなければならない」と落胆しているようだ。

 福岡市海浜公園のマスコットキャラクター・海っぴもTwitter(@umippi8141)で「今度はタラちゃんが…」と悲しみに暮れている、今回のタラオ像破壊の一件。優しい人は、海っぴに「残念だね。防犯カメラ設置しないと」とリプライを寄せているが、ネットでは「タラオならいいや」「タラオざまぁ」「このまま放置でいいだろ」「修復不要」「タラオはアンチが多いから」など、喜ぶ人も少ないない。「構造的な問題じゃないか」「こんな薄っぺらいなら折れて当然」といった声もあるが、嫌われているが故に壊されたと予想している人が多数見受けられた。

 以前からネット上ではタラオがなぜか嫌われている。日曜日、『サザエさん』が放送開始時には、2ちゃんねるで「タラヲ氏ね」というスレッドが立ったり、Twitterで「タラオ」がトレンド入りしたりと、磯野家一……というか、登場人物一の嫌われ者だ。理由は「自尊心が異常なまでに強い」「マイナス思考」「自分の責任を、他人になすりつける」「ひとりでは何もできないくせに偉そう」「走るときの音が気に入らない」といったあたりがで、翌日は月曜日、明日からはまた会社(学校)という人の神経を逆撫でるようだ。

 タラオ像破壊には心ない犯人がいるのか、それとも自然現象によるものなのか。『サザエさん』が国民的アニメ・マンガであることは間違いないだけに、無事4体が揃う日がくるといいのだが。

サザエさん マグネットセット タラオ&タマ

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タラオは嫌っても貴家さんは嫌わないで

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