「もちろん音声は玉川だろ!?」『攻殻機動隊』タチコマ開発プロジェクトにファンの期待高まる!!

1602_tachikoma.jpg『Cerevo』のTwitter(@cerevo)より。

 今月11日、ネット家電の製造販売会社Cerevoは、TVアニメ『攻殻機動隊』シリーズに登場する小型多脚戦車“タチコマ”(声:玉川砂記子)を現実世界に再現するプロジェクトをスタートしたことを発表した。これに対しネットでは「人類の夢がまた一歩先へ進んだな」「マジか!これは欲しいなー」「すごく気になる!」など好意的な意見が並んでいる。

 タチコマとはクモのような形をした多脚戦車のことで、作中では人工知能を搭載していることで、自らの意思でしゃべり、行動をする。言葉だけでなくボディランゲージやジェスチャーもできることから、シリーズのファンからは「タチコマちゃん大好きー!」「タチコマかわいいよタチコマ」「タチコマ可愛いペットに欲しい」と、大人気だ。

 Cerevoの開発プロジェクトでは、電動による自立歩行、車輪による走行機能を基本に、スマートフォンやインターネットと連携する機能を搭載し、1/10程度のスケールでタチコマの再現を目指すとのこと。CerevoはすでにTVアニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』に登場するドミネーター(自動変形する銃)も再現。その異常なほどの完成度の高さには、「Sugoi」と多くの海外ファンも注目するほど。ちなみに、ドミネーターは今月の18日から予約販売が開始されていて、値段は79,800円。そんなCerevoの開発ということだから、タチコマにも大いに期待がもてる。

 また同じ11日、イベント「攻殻機動隊 REALIZE PROJECT the AWARD」では、Cerevoとはさらに別にタチコマの開発が発表された。こちらは海内工業とkarakuri productsによる約1/2程度のスケールで、Cerevo製のものより随分と大きくなる予定だ。すでに開発も進んでおり、今年の4月には第2試作機を完成、5月からは実装試験開始というスケジュールで動いている。

 現在、世界的にも多脚型のロボット開発は盛んで、2005年にアメリカが発表した4足歩行ロボット“ビッグドッグ”は強烈なインパクトを残した。蹴られても、氷の上でも必死にバランスをとっている姿に「すげえ技術だな!」「マジで凄い、そんでキモい!」「キモいとか中の人に失礼だろ」と、世界中から多くの関心を持たれていた。ビッグドッグはその後も進化を続け、小型化に成功したロボ“Spot”を発表。安定性が増し、階段も素早く上ることができるようになり、実用化に向けて日々進化している。

 多脚ロボは主に、足場の悪い災害現場での危険作業、物資の輸送などの活躍が期待されており、完成が待ち遠しい限りだ。しかし、もちろん軍事利用されるのでは、というも懸念もある。具体的には、山やジャングルでの移動時に、人の代わりに物資を運ぶというような活用法が予測できるし、ビッグドッグはアメリカ海兵隊で運用を目指していたし(15年12月に採用を見合わせ)、タチコマもグレネードランチャー、チェーンガン、ガトリングガンなどを装備していて、モロに軍事利用のためのロボだ。

 だが、今回のタチコマ開発プロジェクトを受け、日本のファンが期待しているのは「ちゃんと喋ってほしい」「声はちゃんと出すんだよな?」「もちろん音声は玉川だろ?」と、ロボとのコミュニケーションを期待する声がほとんど。あくまで欲しいのは『攻殻機動隊』の可愛くて、機械なのに個性があって、意外と頼れるタチコマなのだろう。Cerevonimoにも海内工業&karakuri productsにもぜひ頑張ってほしい。

ハリウッド実写版にも出て欲しいなぁ。

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