モジャモジャ感が足りないが期待できそう!? 名作コミック『ディアスポリス』『少女椿』がそれぞれ実写映画化決定!!

2016.02.15

左『ディアスポリス-異邦警察-』、右、映画『少女椿』、各公式サイトより

 人気コミックを原作とする、気になる実写映画の製作が立て続けに2本、発表されたので、まとめて紹介する。「なんだ実写化かよ」という人もいるだろうが、どちらも意欲作っぽいのでチェックしてみてほしい。

 まずは、2006年から09年に「モーニング」で連載されていた『ディアスポリス-異邦警察-』(マンガ:すぎむらしんいち、脚本:リチャード・ウー/ともに講談社)が、松田将太主演で映像化決定! しかも、4月期にMBS・TBSの深夜の新たなドラマ枠「ドラマイズム」第1弾として全10話の連続ドラマが放送され、その後、夏に映画が公開予定という、気合の入った大プロジェクトだ。

 東京に密入国した外国人たちが、自分の身を守るために秘密組織・異邦都庁を設立。松田が演じる、熱い正義感を持つ異邦都庁の警察官・久保塚早紀の活躍が描かれた『ディアスポリス-異邦警察-』は、アンダーグラウンドな妖しい世界観の魅力と、久保塚をはじめとするアクの強いキャラクターたちで人気を博した。

 松田も連載当時から同作のファンだったそうで、「たしかに今映像化するなら、松田翔太だろうな」「ビジュアル、格好いいじゃん!」とコミックのファンからも割と好意的な意見が目立った。ただ、「久保塚、アフロじゃないの?」と、原作コミックで印象的だった久保塚のアフロ頭が再現されていない、ビジュアルへの不満の声も一部では上がった。たしかにモジャモジャ感は足りないが、3次元でやるとギャグっぽくなってしまう、との指摘もある。アフロ以外は良い感じに久保塚を再現しているので、続報にも注目したい。

 続いては、アニメ化もされた丸尾末広による往年の名作『少女椿』(青林工藝舎)が、実写映画化、5月下旬からの公開が決定。主演はこれが映画初出演となる中村里砂(中村雅俊・五十嵐淳子夫妻の三女)。

編集部オススメ記事

注目のインタビュー記事

人気記事ランキング