「廊下に置いたらティッシュ箱無くなるからシコれねーだろ!」腐の財布をあらゆる手を使って搾り上げるスタイルの『おそ松さん』注目グッズはシコ松&ニート!?

1602_osomatu.jpg「おそ松さん “あの看板” ティッシュボックスカバー」(コスパ)より。

 腐女子から熱狂的な支持を受け、第2クールも絶好調。衰えるところを知らないTVアニメ『おそ松さん』人気(テレビ東京系)。関連グッズの売れ行きも絶好調だが、新たに発売が決定したとあるグッズに「これはヤバい!」「おそ松さんって下品な作品なの?」など世間からは驚きの声が多く上がっている。

 注目の新グッズは2つ。まず1つ目は、5月中旬に発売予定の「“あの看板”ティッシュボックスカバー」(1,080円)。このグッズはテレビアニメ13話で、三男のチョロ松が部屋でエロ本を読みながらシコ松(自慰行為)をやっていた際に、おそ松に見つかり、最終的に部屋の前に立てることになった看板「シコ松中につきご協力お願いします」を、ティッシュカバー型にした商品。

 この回はファンの間でも特に人気が高く、「シコ松クソコラグランプリ」と題し、作中のキャプチャー画像を使った様々なコラ画像がツイッターで出回るほど反響が大きかった。それだけに、シコ松グッズの発売が決定されるやいなや、「まさか本当にやるとは!」「くっそ欲しい。彼氏と使いたい」「弟に誕生日プレゼントであげたい」と腐女子は大喜び。もらった弟さんの立場になると、超微妙。ネタですよね……?

 しかし世間(主に男性)からは「おそ松さんってこんな気持ち悪いアニメだったのか」「きっっっっも!」「くっさ!」と、おそらく腐女子よりはグッズを有効的に? 使えるにも関わらず、ドン引きする声が多く上がった。中には「矛盾しすぎ、これ廊下に置いたらティッシュ箱無くなるからシコれねーだろ!」「ボックスカバーじゃなくもっとでかい目立つ形で出せや!シコってるのかどうかわかりづれえだろ」と、使用時をイメージして、グッズの実用性の低さを指摘する上級者も。

 さて、気を取り直して、注目グッズの2つ目は自宅警備員コスプレ集団「自宅警備隊 N.E.E.T.」とのコラボレーショングッズのベルクロワッペン(1,620円)。知らない人のために言っておくと、『おそ松さん』は原作の赤塚不二夫氏の『おそ松くん』から、主人公の六つ子がそれぞれ大人になったという設定の世界であり、六つ子は全員ニート。今回はその設定を生かしたコラボグッズというわけだ。コラボした「自宅警備隊 N.E.E.T.」とは、SWATに似た黒ずくめの警備服を着た、非労働武装集団N.E.E.T.(Not Employment Embattled Team)という設定のコスプレサークル団体。コミックマーケットや、ニコニコ超会議に出没しグッズの販売や、イベントを行っている。

 この超サブカルチャー同士のコラボに「利益上げてんならニートじゃねぇ」「NEETは非生産者なのに利益を出すという矛盾」と、ニートの定義に対するツッコミは入れられたものの「エンブレムかっこいいやないか!」「おそ松さん人気もスゴいけどN.E.E.T.もメジャーになってきたね」「嫌だ、どーしよーツボった(笑)」と好印象の様子。

 絶大な『おそ松さん』人気にあやかり、多くのグッズが発売され「腐の財布をあらゆる手を使って搾り上げるスタイル」と批判の声も多いが、ファンは喜び、会社も儲かる、Win-Winの関係で、なんとも幸せな世界なのではないだろうか。

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