「週刊少年ジャンプ」情報レビュー

ミウラタダヒロ氏『ゆらぎ荘の幽奈さん』巨乳温泉祭で好スタート! そして、さらば『バディ・ストライク』

――発行部数約260万部(一般社団法人 日本雑誌協会発表)を誇る最強の少年マンガ誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)。そんな「ジャンプ」の最新情報をさまざまな角度からレビュー!

1602_jumpreview_1610.jpg「週刊少年ジャンプ」公式サイトより。

 2月8日に発売となった「週刊少年ジャンプ」(以下、「ジャンプ」)2016年10号、表紙と巻頭カラーは、今号より始まった『ゆらぎ荘の幽奈さん』。作者は、かつて同誌で連載していた鎌倉を舞台にした恋物語『恋染紅葉』のミウラタダヒロ氏だ。

 肉体派霊能力者・冬空コガラシが、“出る”とウワサされる、元温泉旅館・ゆらぎ荘に下宿するところから始まる『ゆらぎ荘の幽奈さん』。食費が朝夕2食つきで1万5,000円、温泉入り放題で家賃が1,000円と激安下宿である上に、幽霊をぶっ倒したらタダでゆらぎ荘に住めることになったコガラシだが、住む部屋・四号室には地縛霊・湯ノ花幽奈(ゆのはな・ゆうな)も住んでいた。殴ることで除霊するコガラシは、女性だし、いいやつだし、幽奈を殴れそうにない。そんなときに、弁慶のような坊主が幽奈の退治にやってきて……と第1話は展開された。

 幽奈の初登場が露天風呂まっ裸と、入り口からエロさ全開。さらに、ゆらぎ荘に住むのは仲居のちとせ、下着が見え見えの酒好きエロメガネ・荒覇吐呑子(あらはばき・のんこ)、くの一系巨乳・雨野狭霧(あめの・さぎり)、猫耳フード・夜々(やや)とジャンル豊かな女性ばかりで、当然そうしたキャラクターの入浴シーンもあり……とくれば、「予想以上に面白かった。エロいし、期待だな」「幽奈さん、かわいいな、惚れた。しっかし、初っ端からエロで飛ばすな」「ラブコメの1話としては及第点でしょ。これは続いてほしいな」「とにかく、単行本は買う」と、読者からも好評。すでに誰がかわいいかや、「酒呑童子、猫又、座敷わらし、幽霊。大丈夫、忍者はたぶん人間さ」といった幽霊・妖怪予想も始まっている。

 アイドル女優との恋を描いた『恋染紅葉』が、一部から高く評価されていながら、単行本4巻で終了してしまっただけに、『ゆらぎ荘の幽奈さん』は長期連載となってほしいところ。ちなみに、作者・ミウラ氏は巻末に「程好いお色気をお届けできるようがんばります」と寄せているが、遠慮せずに過度のお色気お願いします。

 なお、『ゆらぎ荘の幽奈さん』に対し「『ソーマ』と区別がつかない」との声も見られたが、それもそのはず(?)。ミウラ氏は『食戟のソーマ』の作者・佐伯俊氏の師匠にあたる。佐伯氏も「ついにこのときが!ミウラ師匠おめでとうございます!一緒に本誌掲載!感激!」と歓喜しているし、師弟のエロさで「ジャンプ」牽引だ。

 また、始まるマンガがあれば、終わるマンガも……。

 兼ねてより、終わりが予想されていた、KAITO氏の野球マンガ『バディ・ストライク』が今号で終了。前触れもなく、主人公らの高校・麒麟寺が甲子園に出場し、全国の強豪との戦いが始まりそうな雰囲気の中、死神キャッチャーが「しまってこーぜ」と野手に吠え物語を終える……という、最終回にありがちの展開でゲームセットとなった。

『バディ・ストライク』終了を受け、読者からは「斬新かつ爽快な突き抜け」「やきう突き抜けたな!」「バディの狙ったようなキモさ」「バディはゲッツーレベルのクソだわ、これ」などの声が上がり、酷い人だと「もう次はないな」「戻ってこなくていいぞ」とも言っている。ただ、KAITO氏は「支えてくれた皆に感謝。楽しい毎日をありがとうございました」と述べているし、読者も楽しくなれる次回作に期待したい。
(雑誌やマンガ作品に関して、言及のない限り、版元は集英社)

最近のジャンプは野球マンガが、なかなか人気作に成長しないなぁ…。

ロケットでつきぬけろ!

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“つきぬけマンガ”の雄

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