「アイドルはレストランと同じ。今が一番いい」 マーティ・フリードマンが語るアイドル業界の今

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マーティ・フリードマン。

 これまでにAKB48を筆頭に、数々のアイドルとの共演をはじめ、昨年の「Animelo Summer Live 2015 -THE GATE-」にはサプライズゲストとして、七森中☆ごらく部とコラボレーションしたことでも話題になった世界的ギタリスト、マーティ・フリードマン。アイドルファンには、『アイドルお宝くじ』(テレビ朝日)の番組ナレーターとして、馴染みが深いかもしれない。そんな彼が、飽和状態と心配される現在のアイドル業界について、新しい知見を語った。アメリカ人のマーティ・フリードマンには、日本のアイドル業界はどのように映っているのだろうか。 ■2015年はアイドル業界にとって“健康的”な年だった ――2015年は、その年を代表するアイドルがみられなかったように感じるのですが、今のアイドルシーンはマーティさんに、どのように映っていますか? マーティ・フリードマン(以下、マーティ) アイドルたちが、さらに発展していますね。アイドル界がどんどん強くなっています。どの面からみても、全体的にクオリティーが高くなっている。音楽の幅の広さというか、いろんなジャンルのアイドルが出てきて、さらに競争が激しくなりました。例えば、でんぱ組.incのアルバム『WWDD』は、ディープな音楽に発展しました。J-POPや普通のアイドルの曲よりもさらに日本的になり、エキサイティングです。また、味が濃い。聴いた瞬間に、「でんぱ組.incじゃん!」とわかる強いアイデンティティがあります。同様に、乃木坂46や私立恵比寿中学なども、どんどん存在感が大きくなっているし、ファンも以前よりさらに激しく応援しているらしいので、全体的にアイドル界がパワーアップしています。だから、どのアイドルが目立っているというのは、言えないですよ。 ――それは、今まではAKB48が突出していたけれど、今はアイドル業界全体が底上げされてきたということでしょうか? マーティ そうそう。もちろん、AKB48は鉄板ですけどね。僕は、いくらかわいくても、いくら演出がよくても、曲が基本だと考えているので、つねに一貫性を保った曲を出し続けているのは、やはりAKB48です。だから、みんなAKB48のクオリティーを目指しているわけ。でも今は、狭いジャンルに分かれたアイドルたちも生まれています。爆発的に話題になったヘヴィメタル系アイドルのBABYMETALがいますが、彼女たちのようなアイドルが自分たちのアイデンティティや味を出しているので、“健康的”な音楽の世界になっていますね。

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