360度見渡せる砂漠で本格的な銃撃戦を繰り広げるVRガンアクション『Hover Junkers』が開発中!

■ゲーム内で“拳銃自殺”の現場を目撃!?

 詳細情報が明らかになるつれ俄然興味をそそられる『Hover Junkers』だが、開発途中のベータ版をプレイした「Engadget」の記者がショッキングな光景を目撃したということだ。オンラインマルチプレイに参加していた際に記者が目の当たりにしたのは、なんと“拳銃自殺”。

 マルチプレイではもちろん他の参加者は敵として現れる。交渉によっては“同盟協定”を結ぶこともできるだろうが、いったん銃の撃ちあいがはじまってしまえば交渉の余地はきわめて少なくなるだろう。プレイ中に記者は敵の船と遭遇することになり、その船に乗った女性キャラクターと一触即発の事態を迎える。

 銃撃戦を覚悟した記者だったが、女性の挙動が少しおかしい。片方の手を前に差し出し手のひらをこちらに向けたのだ。“待て!”と表現しているのは明白だ。そこで記者は彼女に向けて構えていた銃を下ろしたのだが、すると彼女の一方の手に握られた拳銃の銃口は思わぬ方向を指したのだ。なんと彼女自身の頭のこめかみである。そして彼女は引き金を引いたのだった……。

 この光景に“心を打たれて”戦闘意欲をなくしてしまった記者だったが、後で同作の主任デザイナーから、実はあのとき他の参加プレイヤーはおらず、あの女性キャラクターもゲームのプログラムで動いていたことを記者に打ち明ける。あの“自殺”シーンは初めて『Hover Junkers』のVRの世界を体験した記者を驚かせようとした、ちょっとした演出だったというのだ。しかしこれはあくまでもプログラムが記者の動きに反応したことで起きた出来事で、その意味ではゲーム内のキャラクターも“魂”を持っているのだと説明している。

 その“魂”を生々しく実感したのがほかならぬこの記者である。この女性キャラクターの“待て!”という制止に、キャラクターの裏側にいる生身の“人間”を感じて銃を下ろしたのはまぎれもない事実であるからだ。VR世界の意外なまでの生々しい臨場感にまさに一本取られたわけである。これから本格化するVRゲームをはじめとする仮想現実空間に期待が膨らむ一方、その圧倒的な没入感にはある種の“免疫”も必要とされているのかもしれない。
(文/仲田しんじ)

【参考】
・Engadget
http://www.engadget.com/2016/01/28/i-watched-someone-commit-suicide-in-vr-and-it-freaked-me-out/

・『Hover Junkers』公式サイト
http://www.hoverjunkers.com/

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