激太りは役作りだった! 天才・羽生に挑む夭逝のプロ棋士を描く『聖の青春』に松山ケンイチ出演!!

1602_matuken.jpg映画『聖の青春』公式サイトより。

 俳優・松山ケンイチが、大崎善生のノンフィクションを実写化する映画『聖の青春』で、主演を務めることが発表された。と同時に、先月9日の映画『の・ようなもの のようなもの』のイベント時に激太りしていたのは役作りのためだったことが判明した。

 松山が演じる村山聖は、5歳のとき、腎臓の難病「ネフローゼ」にかかっていることが判明。以後、病気に苦しみながらも将棋の世界で頭角を現し、奨励会入りからわずか3年足らずでプロデュー。A級に昇格、タイトルにも挑戦するなど「東の羽生(善治)、西の村山」と称されるトップ棋士として活躍するも、29歳の若さで夭逝した天才棋士だ。

 ノンフィクション『聖の青春』(講談社)は、第13回新潮学芸賞、将棋ペンクラブ大賞を受賞。さらにドラマ化(演じたのは藤原竜也)、コミック化(『聖 -天才・羽生が恐れた男-』(作画:山本おさむ、監修:森信雄/小学館))、ドキュメンタリー映像も制作された名作。

『月下の棋士』(作:能條純一/小学館)の村森聖、『3月のライオン』(作:羽海野チカ/白泉社)の二階堂晴信など、人気将棋コミックでも村山をモデルにしたと思しきキャラクターが散見されるなど、多くの将棋ファンや強い印象を残した。

 ふくよかな体型をしていた天才棋士を演じるために、役作りとして激太り中だった松山。家族や将棋の師匠の愛情によって支えられながら、常に死を意識し、壮絶な棋士人生を駆け抜けた村山役を演じるにあたり、「全身全霊をかけても足りない役だと思いました。そういう仕事は大好きです。」と気合充分にコメントしている。

 これには原作ファンも映画ファンも「これ、本当に名作。絶対見に行く」「松山なら信用できる」と大喜び。さらには「ロバート・デ・ニーロみたい」「鈴木亮平もすげー痩せたり太ったりしていたよな」など役者の役作りに驚く声や、「珍遊記の山田太郎やったり、村山聖九段やったり、ひらしやったり、なんというか、幅がすげえなあ」と、松山のカメレオンぶりに感嘆する声も上がった。

 決して低視聴率のストレスで激太りとか、そんなことはなかったようで一安心だし、原作の大崎も「村山聖さんに似ているのに驚いた。(略)17年ぶりに村山くんがいた。」とコメントするなど、これは期待できそう。公開は今年秋予定。続報に期待したい。

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