サプライズのバースデーソングに感激！　熱気と感動に満ちた黒崎真音ワンマンライブ「LIVE TOUR 2016 “Mystical Flowers” 」東京公演レポート

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■「みんなとライブを作り上げていくことがすごく幸せ」

　開始から息つく間もなく展開したライブだったが、中盤に差し掛かると編成はアコースティックなスタイルへと一変。ここで披露されたのは友情をテーマにした楽曲、「ハーモナイズ・クローバー」（TVアニメ『がっこうぐらし！』ED）と「Best friends」（OVA『学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD』ED）だった。ハイチェアーに座り、しっとりとした音色のピアノやカホン、アコースティックギターなどの温もりを感じさせるサウンドに乗せて、優しく語りかけるような歌声を届ける黒崎。「こうやってみんなとライブを作り上げていくことがすごく幸せです。あらためて、来てくれてありがとうございます」と感謝の気持ちを告げた彼女は、「みんなの優しい気持ちがこの会場いっぱいに広がっているのを感じます。今年も良い一年になる、そんなライブにしましょうね」と言葉をつなげ、観客と心をひとつにする。また、以前のライブで語っていた「アコースティックライブをやりたい」という夢が、ささやかな形ではあるものの実現していることに、胸が熱くなったファンもいたのではないだろうか。彼女と共に、もっともっといろんな景色を見てみたい、そう思わせるような一幕だった。

　アコースティック・コーナーを経て披露された「アフターグロウ」（TVアニメ『がっこうぐらし！』ED）を区切りに、会場は再び熱に包まれていくこととなる。シリアスさと激情が入り混じったような曲調の「THE last pain.」（TVアニメ『学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD』ED）や、希望の光を花に喩えた「Lisianthus.」など、内なる炎が次第に燃え上がっていくような展開が続き、黒崎は床に手を突いてシャウトするほどのアグレッシヴなアクトを見せる。そしてヒートアップした観客たちの興奮は「X-encounter（y0c1e REMIX）」（TVアニメ『東京レイヴンズ』OP）で爆発することに。バンドメンバーと背中合わせになり、挑発的に歌う彼女のパフォーマンスに、大歓声が上がった。

 
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