相談者「煩悩を捨て切ったとき、彼はガチャから出てきてくれますか？」クソ坊主の答えが感動を呼ぶ!?

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　しかし、課金ガチャは一切しないという大慈さんは、「煩悩を捨て切ったとき、彼はガチャから出てきてくれますか？」についても答える。「無心でマップを回し続けたが、瑞鶴さん（ずいかく：『艦これ』のキャラクター）は出てくれなかった。ただの乱数」と、自身の経験を踏まえて説いた上で「それでもやるなら、乱数の果てまで極めなされ」と教えた。

　では、大慈さんのいう“良いゲーム”とは何か。それは「どんなに悔しくても、どんなに上手くいかなくても、どこか爽やかな風が吹いている」ゲーム。FPS『Left 4 Dead 2』（以下、『L4D2』／Valve Software）が該当するようで、『L4D2』の面白さを熱心に記している。

「『L4D2』で見ず知らずの仲間3人とゾンビの追撃から逃げる。もう4時間も同じマップをクリアできないでいる……回復アイテムも、彼が持っている1個しか残っていない……『え？それを俺に使ってくれるの？いやいやいや、お前の方がズタボロじゃねーか！いいよ、自分に使えよ!!　………すまねぇ……お前は俺が守るよ。後ろからついて来い………ごめん、守りきれなかったよ……でも、お前の死は無駄にしないから！きっと生き残るから、次のマップは一緒にゴールしような!!!』」

　人柄や男っぽさが出ており、『L4D2』の状況も伝わってくる熱弁だ。大慈さんは「本当に煩悩のない状態とは、こういうことだと思う」としている。また、育成要素もコレクション要素もなく、課金も追加マップ程度というのも『L4D2』の良い点らしく、「嫌らしい感情が沸きにくい」そうだ。そして、相談者の女性にも「一期一会の仲間がいて、助け合うか自分勝手に進むかで、クリアできるかどうかが決まる（たまに、ひとりでゴールしちゃう変態もいるけど）。そういう爽やかで、楽しくてやめられないゲームが良いゲーム。そういうゲームを探しましょう」と、明るく投げかけた。

　お坊さんらしくはないが、人間らしい大慈さんの言葉、ゲーム愛。ネットでは「坊主のくせに俗っぽい」「ゲームする時間があるなら写経しろよ、クソ坊主」「最近の坊主はゾンビも相手にするのかよ！」「袈裟まで憎いわ～」といった声も上がっている。しかし、「坊主よ！そうだな！」「かっけぇ坊さんだな、おい」「『くだらね』と、一笑にふすことなく、ちゃんと答えてるのは好感」「いいチョイスだな。『L4D2』は、いつ誰とやっても楽しい」「坊主にディスられる『艦これ』ワロタ」「『艦これ』やめて感じたこと。セブンスター3箱／1日の禁煙に成功した感覚と同じだった」など、賛同する人や称賛を送る人もまた多い。

　ちなみに、相談した女性は回答に対し、「よくよく考えたらガチャで来なくても羽風薫くん（『あんさんぶるスターズ！』／Happy Elements K.K）はサイコーオブサイコーでした――今回を教訓にして課金はほどほどにしたいと思います。しばらくは『とびだせ どうぶつの森』（任天堂）にて山篭りして、悟りを得ながら新しい『牧場物語』（マーベラス）の発売を待ちたいと思います」といった書き込みをした。課金が減るなら一件落着!?

死生観、結婚観ほかもろもろ、「hasunoha」は基本マジメでタメになる回答が多い。眺めていると楽しいぞ。

 
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