二次創作物がアート作品に！ 大手海外通販のRedbubbleがゲーム系ファンアート作品を販売

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■アーティスト支援にも乗り出す

　オーストラリア・メルボルンを拠点に、2006年にサービスが開始されたこのRedbubbleだが、2014年の時点で5万1900人のアーティストがRedbubbleを通してデザインを売ることに成功し、総額12億円（1500万オーストラリアドル）もの報酬を獲得したということだ。この頃から毎月800万ビューもの閲覧を記録するようになった。

　昨年には、メルボルンのAcorn CapitalやロンドンのPiton Capitalなどをはじめとするベンチャーキャピタルによって約12億8000万円（1550万オーストラリアドル）の増資が行なわれ、アーティストのコミュニティを携えた稀有な大手通販サイトへと成長を遂げることになった。

　同じく2015年には、アーティストを支援するための芸術家村プログラムを立ち上げて、多くのアーティストをメルボルンで芸術活動に専念させると共に、アーティスト同士のコラボレーションにも積極的に協力している。

　大量生産ではない、場合によっては一点モノの商品が入手できることから、幅広い層の支持を受けているRedbubbleだが、特に注目されているのはiPhoneケースのようで、アメリカの人気歌手、テイラー・スウィフトもRedbubbleを通じてiPhoneケースを購入したといわれている。送料はかさむもののもちろん日本からの注文も可能だ。しかし現状では日本からの支払いは事実上、電子マネーのPayPalに限られているようだ。誰とも“カブらない”Tシャツやステッカー、iPhoneケースが欲しいときにはチェックしてみてもいいかもしれない。
（文／仲田しんじ）

【参考】
・Games Industry
http://www.gamesindustry.biz/articles/2016-01-21-redbubble-launches-fanart-program-for-indie-devs

・Wikipedia
https://en.wikipedia.org/wiki/Redbubble

 
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