VRポルノの時代がついにようやく到来!? Oculus Rift予約開始で“さる業界”も盛り上がる!

■“VRポルノ”のリリースが本格化

 VRポルノの制作に意欲的なのはCESに出展したNaughty Americaばかりではない。前回紹介したアダルトビデオメーカーの「BaDoink」は、同社のVRポルノ「BaDoinkVR」の制作風景を紹介するメイキング動画を先頃アップしている。

※18歳未満閲覧不可 動画は「BaDoinkVR」より

 瀟洒な邸宅をスタジオにした撮影では、女優のクリスティ・スティーヴンスと男優のイシアン・マクスウェルが出演するVRポルノ作品『The Big Lebowski』の収録が行なわれたのだ。

 撮影現場で同社CEOのトッド・ギルダー氏は「VRポルノを、私は“共感的ポルノ”と呼びたい。ムービーがはじまってからの没入感がすごいし、これからの時代の主役のひとつになるのものだよ」と語る。また同作品の監督、ディック・メルリロ氏は「私はユーザーに“ワオ!”と叫ばせる体験を提供したいですね」と撮影に意欲的だ。

 しかしながらこのVRポルノの撮影は、これまでの撮影手法とはかなり違ったものになるため、まだまだ現場では試行錯誤が続いているという。通常の映像作品との最も大きな違いは、はじめから最後まで主観映像になる点である。

 したがってカメラワークや照明の移動は基本的には必要なくなり、設置された全方位(あるいは半方位)カメラの周囲で、出演者が積極的に動きまわって演技をすることが求められるのである。その意味では映画撮影というよりも、むしろ演劇に近いものになり、俳優陣にはこれまで以上に演技力やパフォーマンスが求められることになる。日本のアダルトビデオでも“主観モノ”といわれる女優がカメラに向かって話しかけながらプレイを繰り広げる作品には根強い人気があり、撮影のノウハウも蓄積されているが、VRポルノでは少なくとも左右180度の範囲にスタッフや機材が入り込めないためになかなか撮影が大変そうである。それでも高性能HMDの普及が進んでユーザーの分母が大きくなれば、今後ますますVRポルノの制作数は増えることになるだろう。スマホ画面を利用したGear VRよりも画質の良いOculus RiftでいったいどのようなVRポルノ観賞体験ができるのか、なかなか(かなり!)興味深い。
(文/仲田しんじ)

【参考】
・Mashable
http://mashable.com/2016/01/08/naughty-america-vr-porn-experience/#rkcKA.ge1mq1

・Motherboard
http://motherboard.vice.com/read/behind-the-scenes-of-a-virtual-reality-porn-shoot

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