意外と豪華キャストの『パディントン』が健闘するもトップ2の壁は厚かった!!『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』は1月中に100億円突破か!?【週末映画興行成績】

1601_syuumatu.jpg『パディントン』公式サイトより。

 1月16日~1月17日分の週末映画興行成績(興行通信社)が発表されたので、今週もオタク目線でお届け。

 年明けから3週連続で『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』が首位に輝いた。土日2日間での動員数は23万6,219人、興収約3億9,000万円を記録し、累計興収は90億円を突破。これで1月中の100億円突破はほぼ確実。なんだかんだ言われながら、やぱり強い。

 ジブリ作品『思い出のマーニー』が長編アニメ部門でノミネートされ、話題となった「第88回アカデミー賞」では、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』は、「編集賞」、「音響効果賞」、「録音賞」、「視覚効果賞」、「作曲賞」の5部門にノミネートされている。惜しくも「作品賞」や「監督賞」にはノミネートされなかったが、『ジェダイの帰還』以来のアカデミー賞受賞となるかに注目したい。

 続く2位も先週と変わらず、『映画 妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!』がランクイン。週末2日間での動員は13万7,368人、興収は約1億6,000万円となり、累計興収50億円を突破して、『ポケモン』の記録を抜き去った。ちなみに国内歴代アニメ映画の興収は『千と千尋の神隠し』で304億円。『千と千尋の神隠し』の壁は厚いが、次は『STAND BY ME ドラえもん』の83億円を抜くかどうかに期待が集まる。

 トップ2を『スター・ウォーズ』『妖怪ウォッチ』の独占状態はこれで5週目。アホみたいな強さを誇る上位2作には敵わなかったものの『パディントン』が動員9万9,913人、興収約1億3,000万円を記録して初登場3位を獲得した。同作は、マイケル・ボンドによるイギリスの同名児童文学シリーズが原作。世界40カ国語以上で翻訳され、3,500万部の売り上げを誇るベストセラーを映画化した作品だ。タレントのIMALUが「ど直球なファミリームービーでとっても癒されました。イギリスの魅力がいっぱい詰まってます!」とコメントを寄せる『パディントン』は、アメリカのEntertainment Weeklyが「(映画監督)ウェス・アンダーソンのような美しいスタイルを持っている」と絶賛。また、製作を手掛けたのが『ハリー・ポッター』シリーズ全8作のプロデューサーを務めたデヴィット・ハイマンだったり、パディントンの吹き替えが俳優ベン・ウィショーだったりと意外と豪華。

 公開6週目でもロングヒットを続ける『orange -オレンジ-』は先週に引き続きしぶとく4位、そして5位には初登場の『シーズンズ 2万年の地球旅行』がランクイン。『WATARIDORI』や『オーシャンズ』に続くネイチャードキュメンタリーの『シーズンズ』は土日で動員8万3,695人、興収約1億円を上げた。小学生以下の子どもは4月8日まで500円で鑑賞できるので、ロングヒットを期待したい。

 そして6位には、「カルピス、薄めるようなことをするな」でお馴染みの60分×3部作『傷物語〈I鉄血篇〉』が、先週の3位から3ランクダウン。「センター終わったし『傷物語』観にいく」との声もあるので、受験が落ち着いた学生が観に行くことが多かったのかもしれない。

 7位は、ロン・ハワード監督がノンフィクション小説をもとに映画化した超大作『白鯨との闘い』が動員6万3,901人、興収8,721万8,800円の成績で初登場。全国561スクリーンで公開されたのだが、スクリーンアベレージは約16万円と低く、公開規模を拡げ過ぎたかもしれないとの指摘もある。続く8位は『ブリッジ・オブ・スパイ』、9位に『ピンクとグレー』、10位に『人生の約束』と続くランキングとなった。

 そんな中、今月14日、映画界に訃報が。『ハリー・ポッター』シリーズで、“スネイプ”を演じたアラン・リックマンが、がんのためこの世を去った。ハリー・ポッター役のダニエル・ラドクリフは「これまで出会った俳優の中で、もっとも偉大な役者のうちのひとりだった」とコメントを残している。ご冥福をお祈りいたします。

上2つが強すぎてつまらん……。なお今週末には『手裏剣戦隊ニンニンジャーVSトッキュウジャー THE MOVIE』が公開予定。

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