「なんでWii Uで出した?」 「500万本売れる」と豪語していた開発費35億円の『デビルズサード』、米でたったの3,000本!?

1601_Devil.jpg『Devil’s Third』公式サイトより。

 15年8月、日本での発売を皮切りにアメリカなどでも展開された、Wii U用シューティングアクションゲーム『デビルズサード』(任天堂)。16年には国内で、ネクソンからオンラインゲームとしてサービスを予定している同作だが、アメリカでの出荷本数が予想をはるかに下回り、ゲーマーから「赤字必至」といった声が上がってしまっている。

 板垣伴信氏率いるヴァルハラゲームスタジオ開発の『デビルズサード』は、和と洋が融合した独特の世界観の中、銃と近接武器という戦闘スタイルを使い分け、ダイナミックなバトルを繰り広げる格闘シューターだ。かつて、テロリスト「スクール・オブ・デモクラシー」に所属していた主人公・アイヴァンを操作し、ミッションをクリアしていく「ソロモード」のほか、最大16人プレイが可能な「マルチプレイ」モードも収録。後者では、個人戦やチーム戦など楽しめる「演習」と、仲間と協力し戦う要塞攻略戦を繰り返しながら、北米大陸制覇を目指す「実戦」のプレイが可能となっている。

 10年に製作始動が発表された際は、アメリカのコンピュータゲーム会社・THQからプレイステーション3 &Xbox 360向けに発売となっていたが、同社不振によりヴァルハラゲームスタジオが著作権・販売権を取得。14年6月開催の「E3」にて、Wii U用ソフトとして発売と発表された。

 12年の時点で開発費35億円と報じられていた『デビルズサード』には、板垣氏も自信があったようで、目標地点を500万本と豪語。しかし、蓋を開けてみると、発売初週のランキング50位圏外、販売本数1,000本切りと見られた。さらに、12月にアメリカでも発売となったが、同月『スーパーマリオメーカー』が全世界で約94万本、『スプラトゥーン』(共に任天堂)が約85万本を販売する中、新作の『デビルズサード』は北米で3,000本と、こちらでも結果が残せなかった。

 これにはゲーマーからも、「北米で3,000本ってあり得んのかよ。日本換算で100本以下レベルじゃない?」「35億円とか300万本ぐらい売れないと赤字だろ」「1本100万で売れよ」「スプラトゥーンとセットなら売れてた」「ここまでくるとすげえな」といった声が上がった。また、中には「聞いたこともない」「そんなゲームが出てたこと自体初めて知った」「知らないゲームが3,000本売れたんだからすごいよ」という人や、「独立したら見事にメッキ剥げたな」「目標まであと499万7,000本」という人も。

 さらに、「Uちゃんで出すからだよ」「なんで売れると思った?」「自分たちならUちゃんでも売れるものが作れると自惚れてるのか?」「ニンテンドーはもう駄目かも知れんな」などの声も多い。ただ、前述のとおり、Wii U用ソフトが売れていないわけでもない。もしかしたら、「アマゾン限定にするからいけないんだよ」という声のとおり、パッケージ版がAmazon限定販売という点が響いたのかも……。しかし、「PC版があるから」というファンも見られるし、オンライン待ちが多いのかもしれない。

 12年の時点で35億円を投じていることを考慮すると、発売までにさらに製作費が膨れ上がった可能性も充分ありそうな『デビルズサード』。果たして、オンライン配信で回収できるのだろうか。2月24日より始まるオープンβテストの反応が待たれる。

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