国宝の名刀“へし切長谷部”が、女審神者に媚びて「おまたせ」!? 刀見たさの大行列に歴史好き男性は疑いの目!!

1601_heshikiri.jpg『福岡市博物館』公式Twitter(@fukuokaC_museum)より。

 DMMゲームスとニトロプラスが共同制作したブラウザゲーム『刀剣乱舞 -ONLINE-』の登場により、15年の話題をさらった“刀剣女子”……ではなく、“女審神者(おんなさにわ)”。16年に突入しても、その勢いは続いているようだ。1月5日から、福岡市博物館で国宝“圧切長谷部(へしきりはせべ)”の期間限定展示が開始され、行列ができるほど賑わったという。しかし、歴史・刀剣好きの男性は、いまだ「一過性のもの」と彼女たちを懐疑的な目で見てやまない。

 福岡市博物館に常設されている、教科書にも載る国宝・金印や、天下三名槍と呼ばれた日本号をはじめとした、福岡藩主・黒田家に伝来した黒田家資料。それらは「黒田記念室」で見ることができ、同室の「黒田家名宝展示」では、これまでに数々のお宝が展示されてきた。あるときは、黒田長政所用の刀・大仙兼元、またあるときは、6代藩主・黒田継高の自筆和歌。どれも歴史好きには、たまらない一品だ。

 その「黒田家名宝展示」で5日より展示されているのが、へし切長谷部。作者は刀工集団・長谷部一派の始祖である長谷部国重で、愛用者はあの織田信長だ。長さ64.8cm/反り0.9 cmのこの刀は、徳川吉宗に提出された「享保名物帳」(刀のリスト)にも掲載される長谷部派の唯一の作品で、有銘無銘を通じ比肩すべきもののない傑作とされている。ちなみに“へし切”の由来は、信長が観内という茶坊主を成敗する際、台所の棚膳の下に隠れた観内を棚ごと“圧し切り”(刀身を押し当て切る)したことから。なお、『刀剣乱舞 -ONLINE-』では、新垣樽助が声を担当している。

 そんな名刀・へし切長谷部が展示されるのは、1月31日までという1カ月に満たない短い期間。次いつお目にかかれるのかもわからないとなれば、女審神者も急ぎ足というわけだ。福岡市博物館公式Twitter(@fukuokaC_museum)によると、初日を迎えた5日は、2~300人が行列を作り、待ち時間も1~2時間という大盛況っぷり。ツイートにアップされた写真も、見事に女性ばかりとなっている。

 この光景に、歴史や刀が好きな男性からは「歴女ブームって本当だったんだな」「どういうきっかけで、女がこんなもの見に行くんだ?」「最近、女というのものが、まるでわからなくなってきた」「女って暇なんだな」といった声のほか、「どうせ、すぐに飽きるんだろ?」「つうか、すでに下火」「今のブームを支えてるのは、ガチな娘じゃなくてにわかのほう」など、疑うような声が上がった。

 また、ポスターのへし切長谷部が、なぜかふきだしで「おまたせ」と言っていることも「何が『おまたせ』だよ。威厳もへったくれもないな」「『おまたせ』ってなんだよ!また電通のクソデザイナーの仕事か」「媚びておますな」と、お気に召さないようだ。

 ただ、「これで博物館にお金が行くならいいんじゃない?」「難しいところだけど、人気が継続するといいな」「知り合いは、ずっと前からの歴史好きな女だが、ほかにも言わないだけでわりといる。ブーム関係なく一定数はいるはず」「媚びてるのは気に入らないけど、刀は美しいものだ」といったように、女性が刀にハマることに肯定的な声も見られる。

 実際、へし切長谷部を見てきたと思われる女審神者からは、「長谷部の囲み撮影会が始まってる!」「長谷部も日本号も素敵でした」「長谷部どこから見ても格好良すぎて震える。そりゃあ、主たちの機動も上がるはずですよ」「長谷部良かった。本当に良かった。来れて良かった。福岡市博物館さまありがとう」など、刀に魅了されているようだ。

 中には、「友達同士とかで来てさコソコソ喋ったり、ヒールでコツコツ足音鳴らすのはいただけないよね!『うっせー黙れクソが!』ってなるよね!」と、押しかけた女審神者に怒りを示す人もいるが、足を運んだ1/10……いや、1/100でも、5年10年後も刀を好きでいてくれる女審神者が現れることを、本当はああだこうだ言う男性も願っているのかもしれない。

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