箱根のガルパニストが公約通り“あんこう踊り”を踊る! なぜか『弱ペダ』ファンも大興奮した「箱根駅伝」をオタク的に振り返る

 そんな青学の“小野田くん”は、1年生にもかかわらず区間記録タイの力走。青学総合優勝を決定づけた。その後、7区の4年・小椋裕介選手にタスキをつないだのだが、これに「小野田くんが裕介先輩にタスキリレーだと!?」と、『弱ペダ』の小野田くんの先輩・巻島裕介を連想させ、興奮するファンが続出することに。しかも、文化放送の実況では、漢字こそ違うものの、槙嶋範彦アナが実況をするといった(弱ペダファンにとって)お祭りの日となった。

 青学の小野田選手はまだ1年。下りのスペシャリストとして来年以降も箱根の山道を下るのかは、まだわからないが、来年も箱根路に“小野田くん”が現れれば、ネットは盛り上がるに違いない。

■“嫁”がいるとタイムが上がる説は本当……なのか!?
 元東洋大学の柏原竜二(現・富士通)や元中央学院大学(現・YKK)の及川佑太など、オタク選手の中には「箱根駅伝」で記録を残し、実業団で活躍する選手も少なくない。以前、青学の原晋監督がバラエティ番組に出演した際、選手の記録が伸びるタイミングを「彼女ができた時」と発言し話題となったが、“嫁”を持つ選手もそうなのでは? 各区間5位までの選手を調べてみると、なんとオタク選手を数名確認できたので紹介していきたい。

 1区では、昨年の『箱根駅伝 完全ガイド』で徳井青空が好きだと答えていた青学4年・久保田和真選手が区間賞を獲得。ちなみに、久保田選手はなかなかのイケメンなのだが、4日に出演した『PON!』(日本テレビ系)で彼女の有無を聞かれた際、「いません」と答えている。同じく1区4位の中央大学3年・町澤大雅選手は今年の『箱根駅伝 完全ガイド』によると、飯田里穂好き。言わずもがな、徳井も飯田も『ラブライブ!』のμ’sとして人気を博す声優だ。

 各校のエースが揃う“花の2区”で、区間5位の走りを見せた順大1年・塩尻和也選手も“ラブライバー”。Twitterによれば、「僕はエリチ推しのラブライバーです!」とのこと。3区では、ももいろクローバーZのモノノフ(あ~りん推し)の中央学院大学4年・塩谷桂大選手が区間4位。4区では、ももクロの妹分アイドル・チームしゃちほこの咲良菜緒推しの山梨学院大学4年の田代一馬が区間5位の走りを見せた。5区では、Twitterで「目指すは芦ノ湖のラブライバー!!」と宣言した早稲田大学2年・安井雄一選手が区間5位の力走。

 青学の小野田くんが注目を浴びた6区では、『ラブライブ!』をはじめ、『薄桜鬼』や『刀剣乱舞』も好きだという中央学大1年の樋口陸選手が区間3位、田村ゆかり王国民だという東洋大3年・口町亮が区間4位を記録。箱根のガルパニスト・稲田選手も走った7区では、乃木坂46の生田絵梨花推しだという明治大学4年・牟田祐樹選手が区間3位の走りを見せた。8区では、“下P”こと青学2年の下田裕太選手が区間賞の走り。声優の茅野愛衣好きの早大4年の柳利幸選手も区間3位タイを記録した。9区では、声優の竹達彩奈好きの早大3年・井戸浩貴選手が区間賞を獲得している。

 結果を見てみると、ほとんどの区間の上位に“オタク選手”が見られることに。青学の原監督いわく、「彼女ができるとタイムが伸びる」とのことだが、“嫁”や“推し”でも同じことなのだろうか……。少なくとも、“嫁”や“推し”が彼らの活力になっているのは間違いではなさそうだ。

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“オタク的”に見ても楽しめる「箱根駅伝」。来年は、どんなオタク選手が箱根路にあらわれるのか、そしてどんな伝説を残してくれるのか、楽しみにしたい!

箱根駅伝 2016 2016年 01 月号 [雑誌]: 陸上競技マガジン 増刊

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個人的には東洋大・酒井監督のドSっぷりが最高でした

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