「週刊少年ジャンプ」情報レビュー

『ONE PIECE』サンジがいきなり“ムートンショット”!! 「(16年は)サンジの年」はガチっぽい!?

――発行部数約260万部(一般社団法人 日本雑誌協会発表)を誇る最強の少年マンガ誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)。そんな「ジャンプ」の最新情報をさまざまな角度からレビュー!

1601_jumpreview_0506.jpg「週刊少年ジャンプ」公式サイトより。

 1月4日に発売となった「週刊少年ジャンプ」(以下、「ジャンプ」)2016年5・6合併特大号、表紙は年明け1発目らしく、各マンガの主人公たち。巻頭カラーは『ONE PIECE』で、麦わらの一味が描かれるカラー見開きの中、1番目立っているのはサンジ。作中でも、早々に“ムートンショット”を炸裂させているし、作者・尾田英一郎氏の「(16年は)サンジの年」という以前の発言も、真実味が帯びてきた。

 カラーページでは、7月公開予定の劇場版『ONE PIECE FILM GOLD』の最新情報も掲載。舞台は、カジノのルーレットをモチーフにしたような世界最大のエンタテイメントシティ、全長10キロの“動く夢の国”になるようで、そこを牛耳るギルド・テゾーロをはじめとした尾田氏デザインのキャラも公開された。

 ほか、カラーページではTVアニメ『NARUTO -ナルト- 疾風伝』(イタチ真伝篇 ~光と闇~/テレビ東京系)のイラストや、4月放送開始決定のTVアニメ『とんかつDJアゲ太郎』のビジュアル、3月に発売となるニンテンドー3DS用RPG『DRAGON QUEST MONSTERS -Joker 3』(スクウェア・エニックス)の鳥山明氏が手掛けたパッケージイラストなどを公開。れんごく天馬に“ライド”する主人公、格好良すぎ。

『ONE PIECE』以下、掲載順は『暗殺教室』『ハイキュー!!』、藤巻忠俊氏による読切『前衛のアーチャー』(センターカラー)、『火ノ丸相撲』……と続く今号の「ジャンプ」。『黒子のバスケ』と打って変わって、弓矢を放つヨイチを主人公としたバトルマンガ『前衛のアーチャー』も注目だが、ひっそりと掲載されたうすた京介氏の特別読切『20周年パーティーの悲劇』も見逃せない。こちらは、うすた氏画業20周年&『フードファイタータベル』単行本1巻の発売を記念した4ページのギャグマンガ。ピヨ彦を主人公にしつつも、ジャガー、マサルさん、武士沢など、うすた作品のキャラが所狭しとコマを賑わす、ファンにはたまらない物語だ。なお、次号の「ジャンプ」には『フードファイタータベル』出張読切も掲載予定。

 そんな今号では新年ということで、ほとんどの作家陣が巻末に「明けましておめでとう」というコメントを寄せている。ただ、新年の挨拶でない作家もちらほら。例えば、古味直志氏は「スマブラにクラウドが参戦!もう涙が止まりません最高…!」、久保帯人氏は「モンハン始めました。空中戦苦手なのにエリアルにハマってる」と、ゲームにまつわるコメント。また、横田卓馬氏は「前号に我が師匠椎橋先生と仮面ライダーW等の脚本家三条先生の作品が…!」と、前号に掲載された『クリメイターズ』について寄せた。横田氏の師匠が椎橋寛氏というのは作風も絵も全然違うし、なんだか意外。近い将来、師弟でしのぎを削る日も来るのだろうか。

 最後に、予告によると18日発売号では『左門くんはサモナー』がセンターカラーとなるもよう。読者の中で打ち切り候補にたびたび挙がる作品なだけに、ネットでは「よしイイぞ、左門もっとやれ」「サモンやるじゃーん」「左門はキモオタ向けだし、スケダンでも目指すのか?」「左門くん尼(Amazon)在庫切れててわろた」「しかし、左門の逆転劇はすごいな。下手したらアニメ化するかもな」など、少しばかり盛り上がりを見せている。センターカラーのチャンスを生かせるかどうか、目が離せない。
(雑誌やマンガ作品に関して、言及のない限り、版元は集英社)

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