小栗『信長』松ケン『珍遊記』橋環『セーラー服』……今年も話題作（問題作候補？）がそろい踏みの実写化映画をざっくりと紹介！

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左『信長協奏曲』、右『珍遊記』、各公式サイトより

　佐藤健&神木隆之介の『バクマン。』、桐谷美玲、山崎賢人、坂口健太郎の『ヒロイン失格』といったヒット作や好評を得た作品もあれば、興行収入はそこそこながら酷評の嵐を招いてしまった『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』（約32億円）、『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド』（約16億円）といった、今考えれば何だったんだろう……と遠い目で振り返りたくなってしまう作品もあったが、とにもかくにも、コミックを原作とする実写映画が目立った2015年。

　知名度があるし、原作読者の動員が見込める、邦画界の脚本不足と、理由はさまざまあるのだろうが、今年も数多くのコミックを原作とする実写映画の公開が控えている。そこで、16年上半期公開予定作の中からこれは注目、と思える作品を超偏見のもと抜粋し、ざっくりと紹介していく。

■『信長協奏曲』1月23日公開
石井あゆみによる人気コミック（小学館）。14年にTVアニメ、実写ドラマ化もされたが、映画は実写ドラマの“最終章”となる。どんな“本能寺の変”に至るまでのドラマを見せてくれるのか。ドラマでは高校生役を頑張って演じていた小栗旬（33歳）の奮闘に期待。

■『珍遊記』2月27日公開
　本当にやるの？　という思いがいまだにぬぐえない、いろいろな意味で話題作。1990年代の「週刊少年ジャンプ」（集英社）を彩ってきた漫☆画太郎の不条理ギャグをどうやって実写化するのか、どこまで表現的に攻めるのか。松山ケンイチのプリ尻ともに注目。

■『セーラー服と機関銃 -卒業-』&『血まみれスケバンチェーンソー』3月5日
“セーラー服＋ゴツイ武器＋美少女”という、世の男性が大好きな類の作品が奇しくも同日公開なので、あわせてご紹介。原作は赤川次郎の小説だが、取り上げてみた、30年以上にわたって愛されてきた『セーラー服と機関銃』。主演に挑むのは、“千年さん”こと橋本環奈。映画初主演だけに彼女の演技力、集客力も気になるところ。一方、ゾンビ&スプラッタアクション『血まみれスケバンチェーンソー』の主演は内田理央で、こちらも映画初主演。見事なふんどし姿も披露、これは気合入ってますよ。

■『僕だけがいない街』3月19日
手に汗握る展開で人気のクライムサスペンス&タイムリープコミックが原作（作：三部けい／KADOKAWA）。1月からは「ノイタミナ」枠でTVアニメも放送予定なので、あわせて鑑賞するのも、いろんな意味で楽しそう。主演は藤原竜也なので、演技は安心。

 
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