「反り返るバナナが好きなんて…不愉快!」スケベなお母さんに「バナナが性器に見える病ですか?」…「んん!?」「おお!?」な2015年BPO“ご意見”10月~編

1512_BPO_04.jpgアニメ『妖怪ウォッチ』公式サイトより。

 放送における言論・表現の自由を確保しつつ、視聴者の基本的人権を擁護するため、放送への苦情や放送倫理の問題に対応する、第三者の機関・BPO(放送倫理・番組向上機構)。テレビやラジオの放送がある限り、BPOにはたくさんの“視聴者のご意見”が届くわけだが、中には「んん!?」「おお!?」「よく言った!!」というものも見られる。

  毎月発表されては、ファンやオタクたちを「まさか、好きなあの作品が……!?」とビビらせたり、笑われたりする“視聴者のご意見”。まだまだ記憶に新しい2015年の10月&11月にBPOへ届いた、選りすぐりの“視聴者のご意見”を紹介。

「女性アイドルグループが消費者金融のCMに出演している。若い方でも気軽に借りられるというイメージを与えている。昔の消費者金融と比べてクリーンなイメージを持つ。しかし、いくらイメージがよくなったといっても、“お金を借りる=借金をする”ということは変わらない。現に、何気なく使っているキャッシングのせいでローンが組めない人が多いのだ」


 卒業時期を発表した“たかみな”こと高橋みなみ、高橋の後任となる“ゆいはん”こと横山由依、“まりもっこり”こと柏木由紀、総選挙で16位にジャンプアップを見せた逆から読んでも武藤十夢ら、AKB48メンバーが出演する「レイク」のCM。出演が決まったときは「ついに消費者金融のCMやるほど上り詰めたか。ようやくタモリと並んだな」「消費者金融のCMは頻繁に流すから好感度低いとやれないんだよなぁ」と喜ぶ声と、「やってほしくなかった」「メンバーに『借りろ』と言われてるようで嫌だな」と反対するファンの声が入り混じった。ただ、「“お金を借りる=借金をする”ということは変わらない」と言うのであれば、誰がやっても同じかと。

「子どもが視聴する時間帯のアニメ番組で、主人公の少年が無抵抗の捕虜や敵兵を射殺するシーンがあった。タイトルを見て、子ども向け番組だと思って視聴した子どもも多いと思う。どうしても放送したいなら年齢制限を設けてほしい」

 15年10月より放送開始となった『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』(MBS・TBS系)。同月18日放送分の第3話「散華」では、主人公の三日月・オーガスが、捕虜になったハエダと傷を負った敵兵を撃ち殺すシーンがあり、それに対する“ご意見”だと考えられている。しかし、射殺にはやむを得ないストーリー展開だったし、撃たれる瞬間や死体は、アングルによって見えないよう演出は配慮されていた。それだけに、ガノタからは「『コナン』や『金田一』はよくて、なぜ『オルフェンズ』はダメなのか」「『プリキュア』とかも子ども戦わせとる。『ポケモン』も動物虐待」「『ザンボット3』と『イデオン』を観直してから出て来いや」など、怒りの声が上がることに。それにしても「年齢制限を設けてほしい」って、どうやって?

「埼玉県を題材にした漫画を取り上げていた。その中で『埼玉狩り』という言葉が使われていた。『ダさい』という言葉を『ダ埼玉』の略語として埼玉県を直接的に侮辱し嘲笑するために使用して以来、今日でも各局でこの言葉を使用している。このような特定の地域を侮辱し、嘲笑する言葉の使用は、当該地域に対する差別を助長するのみならず、そこに住む人の心を傷つけ、当該地域の出身者に対するいじめの原因にもつながる」

 11月2日放送の『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)では、魔夜峰央氏の埼玉ディスマンガ『翔んで埼玉』(白泉社ほか)を特集。「生まれも育ちも埼玉だなんて おおおぞましい」「ああいやだ! 埼玉なんて言ってるだけで口が埼玉になるわ!」など、埼玉県民すら一周して笑ってくれそうな『翔んで埼玉』のセリフなどが紹介されると、「ヤバイ」「埼玉に何の恨みが……」と一躍話題となった。一方、よく思わない人もいるようで、上記のような“ご意見”が届くことになったのではないだろうか。しかし、作者・魔夜峰央氏は「埼玉県所沢市に住んでいた頃に思いつき、自虐ネタとして描いた」と述べている。その後、引越しを機に「シャレにならなくなった」と執筆をやめてしまったし、もう済んだこととして怒らないであげてほしい。第一、怒るのなら「グンマー」県民が先だろ、どう考えても。

「子ども向けアニメ番組で、男性設定のキャラクターが女性化して、意味ありげにバナナを食べるシーンがあった。子どもには意味が分からないかもしれないが、親として非常に不愉快だった」

 スケベな妄想たくましいこの“ご意見”は、11月20日に放送された『妖怪ウォッチ』(テレビ東京系)を指していると思われる。96話の中の「北斗の犬 第2話」では、コマシロウにバナナ好きのオネエ系になってしまう秘孔を突かれた、のぼせトンマンが「どんだけ~」と言いながらバナナを頬張る一幕があった。視聴者にも好評だった上に、バナナへのクレームとあって、「意識過剰」「スケベな親だな」「バナナが性器に見える病ですか?」などの声が噴出。投稿者は叩かれる結果となった。TwitterやFacebookとかで「バナナが~」と言わなくて正解でしたね。

 2016年も、たくさんの珍“ご意見”が届きますように……。

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