田所あずさ「声優アニメディア」で明かされた“恐ろしすぎる”幼少期…幼稚園児時代にサンタの正体を看破！

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「声優アニメディア」(出版社)2016年1月号。

――昨今の声優人気に伴い、気がつけば声優専門誌も定期・不定期を合わせて10誌以上が刊行されている。そんな“声優誌 群雄割拠”の時代にあって、各誌はどのような記事・企画をとりあげているのだろうか？　主要な声優誌を中心に、目玉記事や気になる企画などを紹介しつつ、各誌の特徴を分析していく――

■「声優アニメディア」2016年1月号
出版社…学研パブリッシング
発売日…12月10日（毎月10日発売）
価格……1204円＋税
創刊……2004年

『声優アニメディア』2016年1月号の表紙＆巻頭特集は、『THE IDOLM@STER MILLION LIVE!』（以下『ミリオンライブ！』）より、田所あずさ、藤井ゆきよ、Machico、山崎はるか、渡部優衣の5人が登場。

　今回は『ミリオンライブ！』の2ndライブBlu-rayリリースに合わせての特集だが、掲載号が12月発売とあって、『ミリオンライブ！』の衣装とは別にサンタ姿も披露。それに伴い「クリスマスの思い出」についても語られているが、なかでも田所のエピソードが面白かったので紹介したい。

　幼稚園時代、すでにサンタの存在を疑っていたという彼女。父には「ゲーム機が欲しい」と伝えたが、それとは別に欲しい物を記したサンタ宛のメモを枕元に忍ばせたという。その結果、クリスマスプレゼントがゲーム機であったことから「本物のサンタはいない！」と確信したのだとか。園児にして恐ろしい機転と洞察力だと思うが、もしも自分の娘がこんな行動をとっていたらと考えると悲しいなぁ……。

　さて、そのほかで気になったのは……

【『Wake Up,Radio!』のロケにて田中美海と青山吉能がバンジージャンプに挑戦！】
　いまや声優にもバンジーの絵が欲される時代なのですね……。

【寺島拓篤、ついにオルゴナイト完成！】
　連載「ボイストーン」にて、先月号からオルゴナイトづくりに挑戦していた寺島。今号は完成品が披露されたが、「それでは、このオルゴナイトを読者にプレゼント！」とはならないのが興味深い。つくったオルゴナイトはお持ち帰り……寺島サンのパワーストーン好きのガチさがうかがえた次第です。

【大久保瑠美、花魁姿を披露！】
　色や職業などをテーマに、大久保瑠美がさまざまな格好をする連載「イるみネーションクローゼット」。今号のテーマは「花魁」だが、よくよく考えると遊女の格好をさせるってスゴイことですよね。

　……などなど。

　そんななかでも、注目したいのは戸松遥の連載「ハルカモード」。同連載は戸松が流行ファッションを紹介するという内容なのだが、今号のテーマは「フォークロア」……そう、先月号の「マリnavi」で謎の多かった「フォークロア」が、2号連続で登場したのである。

　ただし、先月号の「マリnavi」とは異なり、今月号の「ハルカモード」では「民族衣装風のアイテム」とフォークロアについての解説があるので、読者の置いてけぼり感はないだろう。つーか、2号続けてフォークロアを紹介するなら、初出の先月号で解説しなさいよ。

　というか、そもそも「ハルカモード」と「マリnavi」って企画がモロ被りなのでは……？「旬のファッションを紹介」という連載が、同じ声優誌にふたつ存在しているワケですが、そうなると毎号のテーマ決定も大変な気がします。

　なお、昨年の1月号では「Xmas Special」と銘打っての特集が組まれていたが、今年の『声アニ』1月号は珍しくクリスマス色が控えめだった。『ミリオンライブ！』以外では、伊藤美来がサンタの衣装を着ていた程度で、あとは逢坂良太、速水奨、藤原啓治のお三方がサンタの帽子を被っていただけだ。

　もしかして、絵面的に代わり映えしないから、編集部が飽きてしまったとか!?　なんやかんやでサンタコスは毎年楽しみにしていたし、季節に合わせた衣装の特集は『声アニ』のカラーのひとつだと思っていただけに、少し物足りなさを感じたのです。

　ともあれ、これにて『声アニ』も2015年を無事に終了。来月号は新春スペシャルとのことで、「晴れ着特集」は予定されているようだ。でもさ、冬場の貴重な露出機会であるミニスカサンタが少なかったのは、やっぱり残念なんだよなぁ。
（文／神楽坂隆）