「自業自得だろ、ざまぁ」「バンナムの罪は重い」 『ジョジョ』最新ゲーム『アイズオブヘブン』、幸先悪いスタートは因果応報!?

1512_jojo_game.jpg『ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン』公式サイトより。

 ファミ通協力店提供、KADOKAWA・DWANGO マーケティングセクション作成、12月14日~12月20日分の「販売本数ランキングTOP30」が発表された。第1位は42万5,268本でニンテンドー3DS専用RPG『モンスターストライク』(ミクシィ)、以下『モンスターハンタークロス』(カプコン)、『フォールアウト4』(ベセスダ・ソフトワークス)……と続くが、注目すべきは第16位と第17位のプレイステーション3&4用アクションゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン』(以下、『アイズオブヘブン』/バンダイナムコエンターテインメント)。

 同作は17日に発売されたばかりの『ジョジョの奇妙な冒険』(集英社)新作ゲームなのだが、プレイステーション3&4用を合わせても僅か3万7,680本と振るわず、原作ファンから「嘘だろ」という嘆きが漏れてしまった。しかし同時に、ゲーマーからの「前作で酷いことしたから当然」との声もあがっている。

 今さら説明するまでもないが、1987年に「週刊少年ジャンプ」で始まり、今も第8部『ジョジョリオン』が「ウルトラジャンプ」で連載中の『ジョジョの奇妙な冒険』。サスペンス、ミステリ、アクション、ホラーなどを奇妙な配分でブレンドし、また“スタンドもの”という言葉を誕生させた荒木飛呂彦氏の伝説的な作品だ。このたび発売された『アイズオブヘブン』は、『ジョジョの奇妙な冒険』をもとにした、スタイリッシュタッグアクションゲームとなる。

“スタイリッシュタッグアクションゲーム”という言葉は聞きなれないかもしれないが、簡単に言ってしまえば“2対2”の格闘ゲーム。第1部のジョナサン・ジョースターから、第8部の東方常秀まで、総勢50名以上のキャラクターを駆使し、相方の“心”を理解してバトルを繰り広げる。戦いの地も、第2部のエア・サプレーナ島や、第4部のボヨヨン岬など、ファン大喜びのステージが用意されているぞッ!!

 そんな売れそうな匂いがプンプンな『アイズオブヘブン』が、初週売上4万本弱というトホホな結果に。原作ファンも堪らず、「マジかよ」「さすがにガセだろ」「やれやれだぜ」といった声を上げているが、そうした声以上に「前作が前作だからな」「因果応報」「自業自得だろ、ざまぁ」「バンナムの罪は重い」などの声が多い。指摘している前のゲームとは、『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』(以下、『オールスターバトル』/バンダイナムコエンターテインメント)だ。

 13年に発売されたプレイステーション3用格闘ゲーム『オールスターバトル』は、「週刊ファミ通」(KADOKAWA)のクロスレビューにおいて、「ニヤリとできる場面が非常に多く、どこまでも贅沢な作り」「キャラの再現度や動きのクオリティがスゴイ」「圧倒的な凄みを醸し出している作品」と絶賛され、40点満点を獲得。予約も好調で、約40万本もの売り上げをたたき出した。ところがフタを開けてみると、「課金しないと充実したプレイができないなんて聞いてない」とファンが激怒。売りに出すプレイヤーであふれ、新品ソフトもすぐさま半額以下となり、かなりのスピードでワゴン行きとなってしまった。

『オールスターバトル』の失敗があるだけに、『アイズオブヘブン』について「買うやつ、バカだろ」「なぜ、クソゲーとわかってて買うのか不思議」といったゲーマーも見られた。ただ、実際にプレイしているファンからは「面白いぞ」「プレイもしていないのに、評価を下げるようなことを言う人に騙されちゃいけない」「前作で不評だったラグもないので楽しい」と推す人も存在する。

『オールスターバトル』で獲得した悪声に加えて、「週刊ファミ通」のクロスレビューも『アイズオブヘブン』に34点と微妙な点数をつけただけに、様子見のゲーマーも多く、初週売上が残念な結果になってしまっただけかもしれない。「今回もスピードワゴン確定」という声のとおりになってしまわぬよう願う。

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