「意識の違いが浮き彫りになっていた」 さいたまスーパーアリーナワンマンライブに挑んだ仮面女子たちの本心【スチームガールズ編】

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■坂本舞菜「練習するたびに、本当に仮面女子になるんだと実感」

坂本舞菜の練習ノート。図解で丁寧にまとめられているノート。

――今回のワンマンライブまでの道のりで、最も苦労したことは何ですか？

　ダンスですね。私は、このワンマンライブが発表されたときは仮面女子候補生だったので、仮面女子としてライブをしたことはもちろんありませんでした。そこから新曲を含めて40曲近く覚えたのですが、この覚えるのが一番大変でした。でも、練習するたびに、本当に仮面女子になるんだと実感できたので、大変だったのとうれしかったのとが五分五分で練習していました。

――ワンマンライブはいかがでしたか？

　さいたまスーパーアリーナでのワンマンライブが発表されたときにいたメンバーも少なくなっている中、私はけっこう短期間にたくさんの新メンバーが入ったときのひとりでした。人よりも経験値が低くて不安もたくさんありましたが、ステージに立ってみたらすごく楽しくて、あまり緊張もしませんでした。ステージを駆け回るように走って、いろいろな人にアピールできて、すごく楽しかったです。

――坂本舞菜さんにとってのさいたまスーパーアリーナでのワンマンライブとは？

　夢です。憧れという意味の夢ではなく、これは嘘じゃないかというような、目が覚めたらベッドの上にいるのではないかという意味の夢です。だから、もしかしたら夢なんじゃないかという思いもありましたが、ちゃんと現実なので、精一杯盛り上げました。

■梅こうめ「仮面女子として活動してきてよかった」

梅こうめの練習ノート。まとめた内容を別のノートに清書している。

――今回のワンマンライブまでの道のりで、最も苦労したことは何ですか？

　私は今年の夏に行われた「真夏のアリス組閣」で仮面女子に加入したのですが、加入から仮面女子としてのデビューまでの期間があまりなかったんです。だから、デビューまでに仮面女子の曲を覚えていなければいけなかったところ、全然覚えられていなかったので、ワンマンライブまでの間、曲を覚えるのでいっぱいでした。

――ワンマンライブはいかがでしたか？

　本当にこんな夢のようなステージでライブが出来るなんて、直前まで実感がなかったんですけど、ライブの時間になったら本当に現実で、あっという間に終ってしまいました。本当にこんな大きなステージで、目の前に広がる見たこともないような景色を見られたのは、仮面女子になったからだと思うので、仮面女子として活動してきてよかったと思います。でも、リーダー（桜のどか）がMCで言ったように、まだ通過点だと思うので、上を見てもっと頑張りたいと思います。

――梅こうめさんにとってのさいたまスーパーアリーナでのワンマンライブとは？

　大きいステージに立てるようになったことを、ファンや今まで応援してくれた人たちにアピールできた場所です。2ndワンマンライブのときは、仮面女子候補生として活動していたので、大きいステージでライブをしたことがありませんでした。さいたまスーパーアリーナでのライブは初めてだったので、成長した姿を見せられたと思います。

■小島夕佳「このさいたまスーパーアリーナで終わらせたくない」

小島夕佳の練習ノート。配られるプリントに書き込むタイプ。ノートへの清書は挫折したとか。

――今回のワンマンライブまでの道のりで、最も苦労したことは何ですか？

　とにかく振り付けを覚えるのが大変でした。仮面女子候補生のとき、スチームガールズに入りたくて、ぱー研！からOZに移籍したのですが【編注：スチームガールズに昇格したい場合、候補生ユニットはOZに所属していなければならない】、スチームガールズのステージはいつも見ていたのに、実際に踊ってみると全然できませんでした。スチームガールズの曲を覚えるだけでも精一杯だったのに、仮面女子もたくさんの曲があり、それを覚えるのがとにかく大変でした。「元気種☆」などはけっこう披露する機会がありましたが、普段の仮面女子のステージであまりやらない曲がたくさんあって苦労しました。

――ワンマンライブはいかがでしたか？

　登場SEが始まった瞬間に、「わー！」という観客の声が聞こえたのが、まずすごいと思いました。そして、各ユニットが登場したときに、みんなが声援を送ってくれたのが本当に感動的でした。扉が開いた瞬間、あたり一面にRipple Lightの光がたくさんあって、本当に鳥肌が立ちました。正直、そこまで人が来ないんじゃないかと思っていたので、仮面女子になれてよかったと思います。緊張して震えるんじゃないかと思ったのですが、楽しんで出来たのがすごくよかったです。

――小島夕佳さんにとってのさいたまスーパーアリーナでのワンマンライブとは？

　仮面女子に入って、まだ全然日が経っていないというか、場数も先輩方とはまったく違うので、このさいたまスーパーアリーナで終わらせたくないです。まだまだ通過点だと思っているので、このワンマンライブに満足しないで、もっと上を目指していきたいと思います。
（取材・文／桜井飛鳥）

☆明日は【アーマーガールズ編】をお送りします。

 
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