『まおゆう』橙乃ままれ氏、脱税で起訴…「『おまゆう』って言われちまうな」!?

『まおゆう』橙乃ままれ氏、脱税で起訴…「『おまゆう』って言われちまうな」!?の画像1『まおゆう』TVアニメ公式サイトより。

 東京地検特捜部が今月10日、著作権管理会社・m2ladeJAM(マーマレードジャム)を法人税約3,000万円を脱税したとして起訴した。同社の代表を務めるのは、TVアニメ化など、メディアミックス展開がされるファンタジー小説『まおゆう魔王勇者』(KADOKAWA)の著者・橙乃ままれ(本名:梅津大輔)氏。このたびの脱税を受け、当然のことながら、オタク界隈で波紋が広がっている。

 インターネット上の掲示板「2ちゃんねる」に掲載された『魔王「この我のものとなれ、勇者よ」勇者「断る!」』から始まった『まおゆう魔王勇者』。魔王、勇者、メイドなど、登場人物の会話のみでつづられた戯曲のような物語が受け、2010年に書籍化された。その後、翌11年の石田あきら氏を皮切りにマンガ化が続き、13年には『狼と香辛料』の高橋丈夫氏を監督に迎えTVアニメ化などの展開を見せている。

 著者である橙乃氏が、11年に設立したm2ladeJAM。今年4月、東京国税局が法人税法違反の罪で、同氏&同社を東京地検に告発していたことが判明した。そのときに報じられたのは、「設立から去年3月期までの所得約1億2千万円を申告せず、法人税約3,000万円を免れた疑い」。そして、およそ8カ月後となる今月10日、起訴に至ることとなった。なお、東京地検特捜部によると、「脱税した金のほとんどは同社の口座に残っていたが、意図的に確定申告しなかったと認定」とのこと。

 この脱税に、「2ちゃんねる」発祥ということで「3,000万とかすごすぎ」「ジャパニーズドリームだな」「誰にでもワンチャンあるわけだ」と夢を感じる声も見られるが、多くは「3,000万程度で起訴されるものなの?」「態度でも悪かったのか?」「公務員なら起訴されずに済むレベル」といった、橙乃氏を哀れむ声。

 また、ファンからは「起訴までいくということは、故意だと断定されたわけか。もう終わりかも知れんな」「『ログ・ホライズン』(KADOKAWA)待ってるんだが」「『ログ・ホラ』3期ダメっすかね」「これで関連作品のメディアミックスも終わりだな」「ショックすぎる」など、今後が絶たれてしまうと危惧する声が上がっている。

 さらには、一連の作風も手伝ってか、「『まおゆう』って経済系だよな」「詳しそうなもんだけど」「経済のことを書いてたくせに恥ずかしすぎ」「ぼくのかんがえたさいきょうのざいてく=脱税」という声もあり、しまいには「おま言う」「今日のおまゆう」「これから何やってもしばらくは『おまゆう』って言われるんだろうな」と、『まおゆう』とかけ「お前が言うな」とまで言われてしまう始末。

 ただ、「ネタができてよかったな」「こういうのも小説家としては貴重な体験……かもしれない」「生かせ生かせ」という声も見られる。脱税に関してはショックを与えてしまったかもしれないが、再起不能というわけでもないだろう。今回を教訓に、さらなる良作を生み出してほしい。

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