“地下アイドル”の現実を感じる一幕も… 仮面女子・さいたまスーパーアリーナワンマンライブの真実

■やっぱり“地下アイドル”の現実

1512_kamenjyoshi_03.jpgリハーサル中の仮面女子。

 さいたまスーパーアリーナでのライブの魅力のひとつは、広々としたステージだ。ステージの横幅も広ければ、花道もある。さらにステージの両サイドには、8段もある階段もあり、そこに移動するメンバーはタイミングをあわせるのが大変だったようだ。そして、「常設劇場では縮こまっちゃって、なかなか見せられないけど、さいたまスーパーアリーナは最後列が一番目立つような演出にしました」と澤田リサが教えてくれたように、このライブでしか観られないフォーメーションへのこだわりもあった。

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 が、そこにはまだ彼女たちが地下アイドルだという現実も。「絶対、演出のフォーメーションを作ってくれる先生がいると思っていたんですよ! 2カ月前くらいまでは、いると信じていました。でも、そんなことはなくて。『メンバーでやって』と言われて、『えーっ!』ってなりました。やっぱり地下アイドルだなと。やっぱりセルフだなと思いました」と告白したのは桜のどか。しかし、「自分たちで作り上げたときの達成感がありますし、客観的に観たときにこんな風に見えるのかというのがわかると鳥肌が立ちました」と、やりがいもある様子。ステージ全体を使って、一人ひとりが見えるステージングにしたり、スタンド席からでも楽しめるように、花道の先にあるサブステージの上に設けられた星形の台の上で、「元気種☆」の花を作るダンスをしたりと、工夫をこらしたそうだ。

■SSAワンマンライブとは何だったのか

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 ライブの本編は仮面女子の3ユニット、アリス十番、スチームガールズ、アーマーガールズを描いたオープニング映像から始まった。「最初から仮面女子の世界観にみなさんを引きずり込んだので、ひとつの映画を見ているような気分になれたのではないかと思います」と語ってくれた立花あんな。また、梅こうめが「1日かけて撮った映像で、映画のような世界観があります」と話してくれた通り、観客を一気に魅了した。

 常設劇場も何もなかった時代から、ここまでのし上がってきた彼女たちの不屈の精神を見続けてきた筆者としても、胸が熱くなる映像だった。

1512_kamenjyoshi_05.jpg「元気種☆」。

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