「クローバーフィールドじゃね?」「クローバーフィールドだろ」 POV方式『シン・ゴジラ』特報にネット騒然!

1512_shingodzilla.jpg『シン・ゴジラ』公式サイトより。

 監督/特技監督に実写映画『進撃の巨人』の樋口真嗣氏、脚本/総監督に『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズの庵野秀明氏により送られる『ゴジラ』の新作『シン・ゴジラ』。今月9日、来年7月に公開予定の『シン・ゴジラ』の特報映像が、遂に解禁された。『ゴジラ』にとって12年ぶりの新作であるに加え、樋口・庵野ペアだ。注目度の高い作品だけに、さまざまな声が上がっている。「そんなことより『シン・エヴァ』はよ」以外の反応を紹介していこう。

 庵野氏が命名した『シン・ゴジラ』。エグゼクティブプロデューサー・山内章弘氏によると、「『復活』でも『再生』でもなく、『シン・ゴジラ』。もちろん、『新』しいゴジラであり、『真』のゴジラであり、『神』のようなゴジラであり、さまざまな意味と想いが込められている」とのことである。「やはり『“進”撃の巨人』は含まれないのですね」と思わんでもないが、そんなことはさて置いて、現時点で発表されているキャストは長谷川博己、竹野内豊、石原さとみという3人。准監督/特技統括は、『式日』では庵野氏と、『進撃の巨人』では樋口氏と、『巨神兵東京に現わる』では両名と手を組んでいる尾上克郎氏が務める。

 キャストはともかく、スタッフの息はピッタリと合いそうな『シン・ゴジラ』。9日に解禁された特報映像は僅か30秒ほどで、ゴジラの出現(?)に逃げ惑い、人々がパニックとなる様子が、ブレブレで映し出されている。これは“POV(Point of View Shot)方式”と呼ばれる、登場人物の視線とカメラを合わせる映像技法のひとつ。それにより、あたかも観客自身がそこにいるかのように感じられ、リアリティを生み出すことができる。有名な映画だと、『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』『REC/レック』『クローバーフィールド/HAKAISHA』などが該当。

 最後にゴジラがひと鳴きして終える『シン・ゴジラ』特報映像を観た人の反応はというと、「動画だけで少し酔った」「ないわ」「逆にリアリティを感じません。映像美ゼロ」「パニック映画なんて求めてねえよ」「カメラブレブレで観づらいだけじゃん」「動画なんのこっちゃわからん」「モキュメンタリーもどきの映像は観づらいからやめろっちゅーの」「今さらPOVかよ。しかもこのブレ方、映画館で観ると相当つらいぞ」など、POV方式を用いた撮影方法に不満を持つ声が圧倒的に多い。

 また、「くろーばーふぃーるど?」「『クローバーフィールド』のパクリですね」「予告すら『クローバーフィールド』に負けとる」「『クローバーフィールド』と比較するのも失礼な酷い映像」「『クローバーフィールド』かよ。つーか、現代のパニック映画はみんなこの手法だね。右にならってて笑える」と、『クローバーフィールド -HAKAISHA-』と比較する人も多く、中には「『クローバーフィールド』の10000分の1くらいの迫力。ていうか、映画サークルの自主制作レベル」「大学生が撮ったみたい」「学生映画だな」「庵野って、学生映画みたいなノリだよね。それ以上の枠ではないと思う」「学生が『フェイクでゴジラの予告編作りました』って言われても納得するレベル。これプロが作ったの?え、しかも公式なの?そういうレベル」という酷い声も見られる。

 その他、否定的な意見は「特撮オタこじらせて昭和の古いの再現しそうで怖い」「『ハリウッドで当たったから日本でも作ろう』って発想がもうダメ」「きちんとした役者が映画の雰囲気を伝えてこそ、予告は意味があるのでは?」「『エヴァ』が特撮知らん世代にうまいこと当たっただけで、他の作品観れば観るほど、コイツのセンスと特撮がしょうもないということに気づかされる」「『スターウォーズ』の特報には“ちら見せ”がある。『ゴジラ』にはそれがない」など。

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