注目の新“聖地”が登場! 京アニが劇場アニメ化する『聲の形』の聖地・岐阜県大垣市が張り切っている件

1512_oogaki.jpg「大垣・西美濃観光ポータル 水都旅」より。

 アニメやマンガ、ゲームなどの舞台、あるいはモデルとして描かれた実在の町やゆかりの場所を“聖地”と称し、作品のファンが“聖地巡礼”として訪問する――。

 劇場版も絶好調、聖地としてファンからの認知度も高い『ガールズ&パンツァー』の茨城県・大洗町を引き合いに出すまでもなく、“町おこし”の一環として、ファンたちを呼び集めようと各自治体が張り切ることは、今や珍しいことではないが、また新たにマンガ・アニメファンを呼び込もうと頑張っている“聖地”候補地がある。岐阜県・大垣市だ。

 先日、人気・有力アニメスタジオ、京都アニメーションが劇場アニメ化を発表した『聲の形』(講談社)。実は作者の大今良時は大垣市出身で、地名こそ架空のものになっているが、作中の公園、歩道、橋などの風景は市内の実在の場所がモデルになっている。

 大垣観光協会による観光サイト、「大垣・西美濃観光ポータル 水都旅(すいとりっぷ)」では特設ページも設けられ、モデルとなった場所が紹介されているが、確かに見覚えのある風景がズラリと並んでいる。『聲の形』が劇場アニメになるのを機に、大垣市は「『聲の形』舞台ガイド」を5,000部作成、さらにクリアファイルも1,000枚も作成。さらにこういった市の動きを一般紙、地元紙などが取り上げ、ちょっとした話題となっているようだ。

 アニメやマンガの“聖地”として地方自治体が張り切ったところで、皆が皆、『ガルパン』&大洗町のように大成功となるわけではない。良かれと思いPRポスターを作製したというのに、よくわからない騒動に巻き込まれてしまっている『のうりん』の岐阜県美濃加茂市などは、話題になるだけまだマシなほうで、今やちっとも名前が思い出せない、あるいは黒歴史化してしまっている作品と自治体も数多く存在する。

 だが、『聲の形』と大垣市の場合は成功するのでは、と考えるファンが多いようだ。大垣市は名城・大垣城をはじめ、豊臣秀吉が築いたといわれる「墨俣一夜城」、「関ヶ原古戦場」など史跡も多く、宿泊施設や土産処なども豊富。観光地としてもともとポテンシャルが高いうえに、京都アニメーションは美術・背景をキレイに、そして上手に生かす作品が多いだけに、地元の理解や協力さえ得られれば、魅力ある“聖地”となるのではと期待が込められている。

 原作者・大今良時も「水都旅」へコメントを寄せたりと、協力体制にあるよう。劇場アニメでどんな舞台が登場するのか楽しみにしつつ、予習もかねて大垣に足を運ぶのもいいかもしれない。

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水まんじゅうが名産らしいです、美味そう。

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