「これは斬新なゲームですね」 Wii U初のサンドボックス型オープンワールドゲームが『マイクラ』そっくりな件

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YouTube『Cube Life: Island Survival – Official Teaser #1』より。

　ポーランドに本社を持つテヨンジャパンが、Wii Uダウンロードソフト『キューブライフ：アイランドサバイバル』（以下、『キューブライフ』）の発売を発表。今年6月にCrypronia（スロバキア）が欧州と北米に発売した同作は、欧州でダウンロードランキング1位、北米で2位とそれぞれ好成績を残す『Cube Life：Island Survival』の日本版となる。また、Wii U初のサンドボックス型オープンワールドゲームということで期待されると思いきや……そっくりだ。

「サバイバルモード」「クリエイティブモード」「ローカルマルチプレイモード」という、3つのゲームモードからなる『キューブライフ』。「サバイバルモード」は、クルーズ旅行に出発した金持ちの男・バリーが乗る客船が沈没し、小さな島に漂流したバリーがゼロから人生をスタートするところから物語が始まる。動物や魚を狩ったり、木や石などの素材から道具や防具、基地などを作ったり、夜になると襲ってくる謎の民族を倒したりし、島ライフを楽しむモードだ。ただ、島を支配するのではなく、あくまで生き残ることを目的とする。

「サバイバルモード」に登場する素材を自由に使い、好き勝手に作成する「クリエイティブモード」。そして、友だちと一緒に作れる“クリエイティブ”、斧や剣などを使い対戦相手をぶっ倒す“デスマッチ”、武器や防具を手に入れ、協力し合いながら敵を迎え撃つ“タワーディフェンス”が楽しめる、最大2人でプレイ可能な「ローカルマルチプレイモード」。以上が『キューブライフ』の簡単なゲーム内容の紹介となる。

　聞いているだけなら面白そうだし、実際、欧州と北米で売れているのだから面白いのだろう。ただ、世界中を熱狂させる『Minecraft』（以下、『マイクラ』／Microsoft）にあまりにも激似。松田聖子とまねだ聖子くらいそっくりだ。多くの人がそう感じるようで、『キューブライフ』国内発売の発表に、「また『マイクラ』かよ」「『マイクラ』のパクリやん」「『マイクラ』の劣化コピー」「『ドラクエ』のやつ以上に『マイクラ』だな」「酷いなこれ。訴えられるんじゃないの」など、酷似を指摘する声が多く上がってしまった。

　また、「これは斬新なゲームですね」「これは斬新。売れるね」「今までに見たことないようなゲームだな」とあえて褒める人や、「スペックの低いハードにピッタリ」「任天堂も堕ちたな」「自社製じゃないからセーフとか任天堂は思ってるだろ」など、任天堂を小馬鹿にする人も見られる。

“サンドボックス型オープンワールドゲームと言えば『マイクラ』”という図式ができてしまい、PCゲームにしてもスマートフォン用アプリにしても、『マイクラ』っぽい作品が乱立する昨今。そこに『キューブライフ』が登場しても、風穴を開けられるとも思えない。「『マイクラ』でよくね？」という声もあり、ヒットするとは考えにくいが、何かしら勝算があってのことなのだろうか。今はただ、配信日や詳細などの発表を、『マイクラ』をしながら待つしかない。