「ホテルまでついてくる」のは当たり前!? 2.5次元界隈を震撼させる“異様ファン”たちの現実とは?

1512_hayashi.jpg林剛史Twitter(@H0815T)より。

「ホテルまでついてきて、まだおるファンの方。ホンマやめた方がええで」

 俳優の林剛史(33)が30日、ファンの追っかけに対してTwitterで苦言。この数時間前、人気アニメの舞台版『ハイキュー!!』の最終公演を大阪で終えたばかりだった。

 おそらくは宿泊先まで一部ファンが押し寄せたのだろう。林は2004年から1年間放送された『特捜戦隊デカレンジャー』のデカブルー役で人気となり、以降はドラマ、映画、舞台で活躍。昨年はTBSドラマ『ルーズヴェルト・ゲーム』に出演した。福山雅治と同じアミューズ所属のイケメン俳優とあって、“ポスト福山”とも呼ばれるなど、熱烈な追っかけが後を絶たないといわれる。

 実際、林ファンの中にはSNS上で「半日監視して女性の出入りナシ」などと交際相手がいるかどうかを確かめる様子を書いている異様な女性ファンもいる。林にとっては舞台を降りても気が休まらないことだろうが、もうひとり戦々恐々としているであろう俳優がいる。

 奇しくも林の最終公演があった29日、Twitterで3年前の結婚と男児誕生を初報告したイケメン俳優、神尾佑(45)だ。

「私事で大変恐縮ですが、実は私、3年ほど前に結婚しておりまして、この度11月18日に第一子が誕生いたしました」

 これまで既婚を隠していたことが、実はストーカー対策だったという話があるのだ。ある芸能記者によると「事務所の関係者に聞いたところでは、かなり異常な追っかけがいたようで、交際相手に危害が及ぶことを危惧していた様子があった」という。

 確かに、こちらも神尾を応援するSNS内のネットサークルを除くと、一部の女性ファンが逆ギレ気味に「3年も騙されていた気分! 目の前で問い正したい」などと書いており、過去の日記では神尾の宿泊先と見込んだホテル名なども記載されていた。

「この女性は関係者間でも有名で、神尾さんが行く場所に先回りして現れたり、かなり強烈な追っかけだったようですが、宿泊先にメッセージを残したり、自分の名前入りマグカップを置いて行ったこともあったとか。こうしたことは最近、関係者が本人の動揺を抑えるべく神尾さんにあまり知らせないようにしていたみたいですが、結婚を隠していたのは、ストーカー被害が家庭にまで影響することを恐れてのことだった可能性はあるでしょう」(前出記者)

 神尾は日本テレビのドラマ『偽装の夫婦』に出演中で、過去にはNHK大河ドラマに多数出演、朝の連続テレビ小説『マッサン』でも好演した。ただ、長く独身だったことから女性ファンの間では福山ばりの「永遠の独身」として、舞台出演の際は女性ファンの列ができていた。

 今回の結婚発表では“福山ロス”ほどではないだろうが、ショックを受けるファンもいるはずで、記者は「福山ほどの大物でないから、むしろ手が届きそうだと本気で勘違いする女性ファンが多い」とする。

 何しろ福山の結婚では、ファンが一転、新妻の吹石一恵に対する誹謗中傷をネット上で展開。マスコミにも吹石が他の男性と密会していただの新興宗教に関わっているだのといった怪文書が多数届けられた。神尾にとっても、これは他人事ではないだろう。ファンの中には自分を『佑さんの妻』と呼ぶ者もいるほどだ。

 心理カウンセラーの野村高一氏は「熱狂的ファンの心理は、現実に関係することが不可能な相手を追うゴールの見えないランニングであるところ、問題は相手を自分の理想に当てはめていく部分にある」という。

「これが病的になるとその相手以外に自分を幸せにする者はいないと一方的に思い込み、相手が嫌がろうとも自己愛のために一線を越えようとするんです。握手イベントを開くアイドルでは、ファンがほかの大多数のファンを目の当たりにするので自分の存在の希薄さを実感させられるんですが、ホテルに押し掛けるファンはライバルが少ないと勝手に思い込む傾向もあるので行動がエスカレートすることがあります」(野村氏)

 人気を維持するために妻や恋人の存在を隠すアイドルタレントも多いが、一方で愛する人の守るため隠すということもあるようだ。
(文=ハイセーヤスダ)

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