『ガルパン』Y！レビュー4.75点に伸ばすも、またしても2位!!　1位『星の王子さま』はイルミネーション効果!? 【週末映画興行成績】

• ツイート
• 

『リトルプリンス 星の王子さまと私』公式サイトより。

　11月28日～11月29日分の週末映画興行成績（興行通信社）が発表されたので、今週もオタク目線でお届け。

　季節も冬に突入しそうな11月最終週、先週3位からジャンプアップを見せ、1位に輝いたのは、週末2日間で動員約6万1,000人、興収約7,800万円をあげた『リトルプリンス 星の王子さまと私』。木みたいな雰囲気に仕立てた、サン＝テグジュペリの『星の王子さま』（新潮社ほか）と、現代的なCGアニメをフュージョンした感動ファンタジー超大作が、2週目にして首位を獲得するかたちとなった。来年1月31日まで、東京・台場で「お台場イルミネーション“YAKEI”『リトルプリンス 星の王子さまと私』ver.」を実施するため、その効果でまだまだランクインが続きそう。

　先週に引き続き、2位をキープしたのは動員約4万2,000人、興収約6,500万円で『ガールズ＆パンツァー 劇場版』。『リトルプリンス 星の王子さまと私』が337スクリーンであるのに対し、『ガールズ＆パンツァー 劇場版』は77スクリーン、またトップ10すべての作品の中で最も小規模でありながら、上位キープはお見事としか言いようがない。さらに、Yahoo！映画レビューでは平均点4.75点（12月1日現在）を叩き出し、先週（4.73点）よりも評価を上げているのだから驚きだ。劇場で戦車愛に包まれよ。

『リトルプリンス 星の王子さまと私』と入れ替わり、3位となったのは動員約4万1,000人、興収約5,200万円をあげた『レインツリーの国』。話は逸れるが、ヒロインを務める西内まりやが、『第66回 NHK紅白歌合戦』落選について、Twitter（@Ma_realife）で「紅白ダメだった…ごめんね」とつぶやいたのが印象的だった。謝る必要なんてどこにもない。これからも歌手活動、女優業と邁進してほしい。絶対いい子！

　続いて4位『グラスホッパー』、5位『劇場版 MOZU』となり、4週目を迎えた後者は累計興収10億円を突破したとのこと。先週8位から6位に順位を上げた『俺物語!!』は、約1カ月にわたりトップ10入りを果たす結果となった。猛男の漢気で年内最後までランクインとなるか見もの。

　先週から順位変わらず7位に留まった中田秀夫監督『劇場霊』。主演を務める“ぱるる”ことAKB48・島崎遥香は先月28日、ファッションフォトブック『ParU』（主婦と生活社）の発売記念“女性限定握手会”を開催した。握手会には約1,500人の女性が集まり、盛り上がりを見せたようで、島崎も「755」で「改めてファンの方たちに支えられているなと実感しましたし気合いが入った1日になりました」と、ふんどし締め直し報告。この調子で男性ファンとの握手会もよろしくお願いします。

　8位は3週目、ガイ・リッチー最新作『コードネーム U.N.C.L.E.』。そして9位は、動員約2万2,500人、興収約2,800万円をあげた、今週トップ10で唯一の初登場『黄金のアデーレ 名画の帰還』。世界的画家・クリムトの名画「黄金のアデーレ」を巡り実際に起きた裁判と、「黄金のアデーレ」に秘められた数奇な物語を描いた作品となる。

　最後10位は、5週目にして再びトップ10に食い込んだ『映画 Go！ プリンセスプリキュア Go！ Go!!　豪華3本立て!!!』。惜しくもランク外となってしまった、『デジモンアドベンチャー tri. 第1章「再会」』も、僅か10スクリーンであるにも関わらず11位となっている。どちらも冬休みまで粘れば、キッズ層で上位が目指せるかもしれない。ただ今週末から、世界中に愛される犬の映画『I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE』が公開されるため、そっちに客が奪われる可能性は高いだろう。