大みそかの『紅白歌合戦』の出場歌手が発表された。きゃりーぱみゅぱみゅや、ももいろクローバーZらが落選する一方で、見飽きた顔ぶれも多い。NHKの選考基準は何なのか? 関係者が、その舞台裏をこっそり明かす。
「厳正なる審査で出場歌手が決まると思ったら大間違い。実際は、業界の力関係がモノを言います。バーターも恐ろしいほど多い」
そう証言するのは、老舗レコード会社幹部。例えば“おなじみ”の演歌歌手グループ。
「藤あや子は、芸能界のドンの寵愛を受けていますし、伍代夏子は芸能界の“裏ドン”と呼ばれる杉良太郎の妻。本当にニーズがあるのは、坂本冬美と石川さゆりくらいのものでしょう。今年は香西かおりが落選しましたが、これも相当紛糾したそうです。演歌勢で“必ず入れないといけない人”が多すぎるため、きゃりーやももクロの入る枠がなくなるのです」(同)
業界力学の働く“是非モノ”は、このほか「彼女が売れれば業界の重鎮が(金銭的に)潤う」(同)と言われる西野カナ、諸般の事情からエイベックスが猛プッシュするAAA、バーニングプロダクションが権利を掌握するけん玉演歌歌手・三山ひろしなどが挙げられる。
当落線上にいた森進一、細川たかし、和田アキ子は今年も首の皮一枚つながった。
「細川さんなんか、最後の最後で逆転出場になりましたからね。和田さんは紅組司会に同じホリプロの綾瀬はるかさんが起用されたことで、バーターが成立。ただ、本人サイドは『綾瀬のバーター』と言われるのを嫌っていますがね。禁句中の禁句です」(週刊誌デスク)
同様にE-girlsはEXILE、三代目J Soul Brothersのバーターとみられる。発表のたびに異論飛び交う『紅白』。一度でいいから視聴者投票で出場歌手を選んでみてはどうか。
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