新たな読書体験!“ゲームブック風”テキストベースのSFアドベンチャーゲームが話題に

1511_alone.jpgYouTube『Alone With You ― Gameplay Trailer 1』より。

 宇宙を舞台にしたゲームに注目が集まっている昨今だが、レトロなグラフィックのSFアドベンチャーゲームが来春に発売を控えている。

■惑星を舞台にした“SFロマンスアドベンチャー”

 ドット絵のレトロ風のホラーアドベンチャー『Home』をヒットさせたデベロッパー、Benjamin Riversの新作が来年春に登場する。テキストを多用した三幕構成のストーリーで繰り広げられるSFアドベンチャーゲーム『Alone With You』(PS4版、Vita版)だ。

“SFロマンスアドベンチャー”と銘打たれたこの『Alone With You』だが、まずはその淡いパステルカラーのドット絵風のグラフィックが新鮮だ。主人公は女性宇宙飛行師で、物語の舞台となる惑星には地球環境を再現したコロニー施設が運用されていたのだが、数週間ほど前に何らかの原因で爆破が起こり施設のかなりの部分が破壊されてしまったのだ。唯一被害を免れた脱出用舟艇も残念ながら作動しない。それでも頼りになるAI(人工知能ロボット)が生き残った主人公をサポートしてくれるのが僅かな救いだ。主人公となったプレイヤーは、ガレキと化したコロニーの各所を回りながら、宇宙船を修理する部品や道具、知識を手に入れて残された時間の中でサバイバルを繰り広げることになる。

 ゲームシステム的にはAIの発言がウィンドウ内にテキストで表示され、それに対する選択肢を選ぶことでストーリーが進展していくという、ゲームブック的な要素を備えていることが特徴だ。AIはことあるごとに主人公に話しかけてきて「体調はどう?」、「通信機器を5つ探してきて」など当面すべきことに関して助言を与えてくれるようだ。そしてこのゲームが“ラブストーリー”であるという点も気になる。恋愛のゲームというと、『ときメモ』や『ラブプラス』などの恋愛シミュレーションをまず思い浮かべてしまうが、もちろんこのようなゲームとはまったく違う体験をもたらすものであることは間違いないだろう。

 iOSのゲームアプリにもなって息の長い人気を誇ったホラーアドベンチャーゲーム『Home』を手がけた同社だけに、この『Alone With You』を紹介したゲーム情報サイト「Engadget」の記事でも大きな期待が寄せられている。残念ながら今のところ日本語版のリリース予定はないようだか、ぜひ日本語でもプレイしてみたくなるゲームではないだろうか。来年の春の楽しみがまたひとつ増えたといえる。

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