視聴率が下がる一方の篠原涼子主演ドラマ『オトナ女子』ネット上では脚本に批判集中!

1511_otonajyoshi.jpg『オトナ女子』(フジテレビ系)公式サイトより。

 フジテレビが満を持して送り出したはずの篠原涼子主演ドラマ『オトナ女子』(木曜午後10時~)が、さっぱり冴えないどころか、どん底まで落ちそうな雲行きになってきた。

 篠原は2013年4月期に、同局の同枠ドラマ『ラスト・シンデレラ』で主演。20%超えは1度もなかったものの、全話平均15.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)の高視聴率をマークし、存在感を十分に示した。

 その後、夫・市村正親の闘病もあり、しばらくドラマから遠ざかっていたが、『オトナ女子』で2年半ぶりに復帰。同局としては、当然「篠原主演なら、最低でも12~13%程度。うまくいけば15%超え」を狙っていたはずだ。

 ところが、ふたを開けてみると、とても篠原主演ドラマらしからぬ低い数字が続いている。初回では9.9%と、まさかの1ケタスタート。冒頭から、いきなり篠原と斎藤工のラブシーンで始まってしまい、思わずチャンネルを替えてしまった視聴者もいたのだろう。

 その後も、第2話=9.2%、第3話=7.2%(午後11時15分開始)、第4話=9.0%、第5話(午後10時20分開始)=8.3%と低空飛行。直近の第6話(11月19日)では、定時開始では最低となる7.5%まで落ち込んでしまった。

 第5話では、前番組のサッカー中継(FIFAワールドカップアジア2次予選~日本VSシンガポール)が13.2%の好視聴率を取ったにもかかわらず、その流れをつなげられず8%台。第6話では、裏の「世界野球プレミア12準決勝 日本 VS韓国」(TBS系)が25.2%の高い視聴率を取った影響も多少はあっただろうが、7%台では話にもならない。

 第6話までの平均は8.6%で、今クールのプライム帯の民放連ドラでは、TBS系『結婚式の前日に』(香里奈主演)、フジテレビ系『無痛~診える眼』(西島秀俊主演)に次ぎ、ワースト3位のていたらくだ。

 ネット上での視聴者の反応を見ると、「キャスティングはいいのに、ストーリーに無理がありすぎ。40女だからって、こんなきれいな女が、こんなに恋愛ヘタクソですか? 現実味がない」「篠原さんの恋人役の池田さん(平山浩行)の突然の豹変は唐突すぎ。つくりが雑」「40歳女性です。この作品が40代女性に対する世のイメージ、評価なのかと思うと悲しくなります。誰に見てほしいのか、見て何を感じてほしいのか何も伝わってこない」「豪華キャストなのに脚本悪い! 斎藤工もあんな役じゃかわいそう。中途半端」「脚本、会話がおもしろくない! 素敵なキャストが揃っているのに残念」といった調子で、脚本への批判が集中している。

 番組開始当初は、「篠原がやたら髪をたくし上げるしぐさがうざい!」との批判がやたら多かった。その辺は、演出面で修正したようだが、豪華なキャスティングを生かせないストーリーに、視聴者の不満がうっ積しているようだ。

 今ドラマの脚本を担当しているのは、尾崎将也氏。近年ではNHK連続ドラマ小説『梅ちゃん先生』(堀北真希主演)、『ダブルス~二人の刑事』(坂口憲二&伊藤英明主演/テレビ朝日系)、『ブラック・プレジデント』(沢村一樹主演/フジテレビ系)、『匿名探偵』(高橋克典主演/テレビ朝日系)、『ちゃんぽん食べたか』(菅田将暉主演/NHK総合)などを手掛けているが、朝ドラ以降は、これといったヒット作がない。

 低迷の要因のすべてが脚本というわけではないだろうが、30代、40代の女性視聴者に発信したドラマであるにもかかわらず、その世代の層の共感を得られないのでは、視聴率が取れるはずがない。さすがに、ここからの巻き返しは極めて困難だろう。“視聴率を取れる女優”だったはずの篠原にとっては、早く忘れ去りたい屈辱の“黒歴史”になりそうだ。
(文=森田英雄)

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