たかはし智秋「浮世絵風のグラビアをやってみたいですね！」 豆アニメ『磯兵衛』のヒット次第で“キング”も脱ぐ!? 【ジャンプレビュー】

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――発行部数約260万部（一般社団法人 日本雑誌協会発表）を誇る最強の少年マンガ誌「週刊少年ジャンプ」（集英社）。そんな「ジャンプ」の最新情報をさまざまな角度からレビュー！

「週刊少年ジャンプ」公式サイトより。

　月曜日が勤労感謝の日となるため、今月21日（土）に発売となった「週刊少年ジャンプ」（以下、「ジャンプ」）2015年52号、表紙と巻頭カラーは『ハイキュー!!』。白鳥沢戦が超クライマックスということで、カラー見開きで白鳥沢の面々が描かれる。みんなして9頭身くらいあって格好いいし、これは男性でも惚れてしまうだろう。また、「今年も春高バレーのポスターを描かせて貰える事になりました！あざっス!!＜春一＞」とのことなので、排球女子は大いに期待を。

　今号のカラーページでは、アニメ化で賑わいを見せる『僕のヒーローアカデミア』のニンテンドー3DS用ソフト＆アーケードゲーム化を報じている。ニンテンドー3DS用ソフト『バトル・フォー・オール』は“ヒーローアクション”、アーケードゲーム化は“ヒーローカードを集めて戦う”ものにそれぞれなるようで、どちらもゲーム画面の一部を公開した。アニメ、ゲーム、そしてマンガと、これは来年『僕デミア』イヤーか!?

　その他、来年4月に公開される『遊戯王 THE DARKSIDE OF DIMENSIONS』や、来年リリース予定のiOS／Android向け海賊共闘RPG『ONE PIECE サウザンドストーム』などが紹介されるカラーページで、注目したいのが『磯部磯兵衛物語 ～浮世はつらいよ～』“豆アニメ制作快調にて候”のニュース。出演キャスト陣がそれぞれコメントを寄せていて、母上役を演じるたかはし智秋は「個人的には、浮世絵風のグラビアをやってみたいですね！」と語った。今月11日に右足・アキレス腱断裂が伝えられ色々と心配ではあるが、掲載されているスタジオでの写真を見ても色気たっぷりだし、たかはしのグラビアは是非とも拝みたいところ。というか、キングなら“リアル・ハンコック”も大歓迎だ。

　3連休初日らしい嬉しいニュースだらけの今号の「ジャンプ」。『ハイキュー!!』以下、掲載順は前号休載した『ONE PIECE』、『暗殺教室』『バディストライク』『食戟のソーマ』『僕のヒーローアカデミア』……と続く。新連載第2回センターカラーとなった『バディストライク』の作者・KAITO氏だが、早速「一か月以上咳が止まらず喉飴と漢方薬が友達の毎日。S（スタッフ）とお喋りできないの辛い」という不安感を煽るコメント。同誌期待の野球マンガなので、連載早々休載となるぬよう、ご自愛ください。

　休載と言えば『ワールドトリガー』。作者・葦原大介氏が急病のため休載となってしまった。しかし、次号（53号）からは再開を予定しているそうなので復活を待とう。

『ワールドトリガー』休載には嘆きしかないが、その分、代打的な存在として「最強ジャンプ」で連載中の『なんて古っ代！ ファラオくん』出張読切が掲載された。線が太くてキッズ受けしそうな絵に、エジプト要素を取り入れたギャグマンガ。「この漫画が面白かったキミはアンケートハガキに24と書いてね!!」とのことなので、アンケートの結果次第ではたびたび同誌に掲載されることにもなるのかも。

　さらに『なんて古っ代！ ファラオくん』同様、出張読切として、来月4日の単行本1巻が待たれる、「ジャンプ＋」で連載中の『フルチャージ!!　家電ちゃん』も掲載。見た目メイドロボットな家電・アイちゃんのドタバタっぷりが人気の同作は、エロ要素も魅力だったりする。しかし、「ジャンプ」ということで、残念ながらその辺は控えめ。エロが見たければ単行本、ないしは「ジャンプ＋」のほうで鼻の下を伸ばそう。

　以上、ばばっと今号の「ジャンプ」を紹介してみたが、1番ピックアップしたかったのは「第99回 JUMPトレジャー新人漫画賞」審査結果大発表だったりする。9月期審査委員を務めた『ニセコイ』古味直志氏の講評に加え、『BLEACH』久保帯人氏の超ロングインタビューも掲載。ただ、ボリュームが満載すぎて紹介しきれないので、それは購入者だけのお楽しみということで。

「今期一押しの栗菓子はHugo＆Victorのシューマロンです。＜帯人＞」……さすが、オサレっす!!
（雑誌やマンガ作品に関して、言及のない限り、版元は集英社）