逃げる神谷浩史、そして歌って盛り上げる水樹奈々! パネムの市民になったら声優たちはどうする?【『ハンガー・ゲーム』舞台挨拶レポ】

逃げる神谷浩史、そして歌って盛り上げる水樹奈々!左から前野智昭、水樹奈々、神谷浩史。

 11月21日、有楽町・TOHOシネマズ スカラ座で『ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション』の舞台挨拶がおこなわれ、カットニス役の水樹奈々、ピータ役の神谷浩史、フィニック役の前野智昭といった主要キャストの吹き替え声優が登場した。

 まず、完結を迎えた感想を聞かれた水樹は「カットニス同様、反射神経よく出来事に対応するために、これまであえて原作を読まずに演じてきました。だから、今回の台本をもらったときは本当に衝撃的でした」と興奮気味に語った。そして、神谷は「前作ではピータがあまり活躍してなかったので、今回は活躍するんだろうなと思ってました。これからご覧になる皆さんは、ピータの活躍に期待してください」と意味深な笑顔。前野は「今回、フィニックはものすごくインパクトのある活躍をしているので、楽しみにしていてください。皆さんの期待を“良い意味で”裏切ると思います」と語った。

 続いて、“もし自分が映画の舞台である独裁国家パネムの市民になったら、どのように行動する?”と聞かれた神谷が「戦闘にはまったく向いてないので、逃げます(笑)。でも奈々ちゃんは歌って盛り上げてほしいですね」と語ると、水樹は「じゃあ、歌って盛り上げます(笑)。でも、怒られませんかね?(笑)」と設定に少し不安を感じた(?)様子。そこで、神谷と前野が「僕たちが守ります」とフォローすると、水樹は「心が折れるまで歌います(笑)」と笑顔で語ったが、神谷から「奈々ちゃんは心が強いからね(笑)。なかなか折れないですよ(笑)」とツッコまれていた。

逃げる神谷浩史、そして歌って盛り上げる水樹奈々!

 そして、作品のテーマが“革命”ということにちなんで、“今年、起こした革命的なこと”を聞かれると、水樹が「ガラケーからスマホになりました」と発表。「やっぱりガラケーだとデータのやり取りとかが不便だったんですけど、スマホに変えたら……便利ですねー(笑)。写真もすごくきれいなんですよ。パノラマで撮ったり、拡大したり、すごいですねー!」と興奮気味に語る水樹に対して、神谷が冷静に「奈々ちゃん、うちの母親と同じようなこと言ってるから(笑)」とツッコむと、会場に大きな笑いが起きた。

逃げる神谷浩史、そして歌って盛り上げる水樹奈々!

 神谷は水樹と同じく、スマホについて「先日、電車で座っていたら、おそらくセクシーコマンドーの使い手だと思うんですけど、前に立っている女性のデニムのチャックが空いてたんですよ。『これはセクシーコマンドー使いだ』と思って警戒してたんですが、どうもそうじゃないみたいで(笑)。どうやってチャックが空いてることを伝えたら良いんだろうと考えて『スマホだ!』とひらめいたんですよ(笑)。それで、スマホのメモに『非常に言いづらいのですが、ズボンのチャックが開いていらっしゃいます』という文面を打って、僕が降りる時に、女性に画面を見せました」と、スマホの革命的な使い方エピソードを披露。すると、前野は「どう考えてもそれ以上のエピソードはないのでコメントに困るんですが(笑)、僕のような凡人がこのようなカリスマ、英雄と共に壇上に立たせていただいたことがレボリューションなことだと思います」と控えめに語った。

 その後、ゲイル役の中村悠一から届いた手紙が読み上げられたが、そこに書かれていた「今日は、とある理由により参加が困難になってしまいました。劇場の皆さんは最後までじっくり観ていただき、エンディングクレジットを見終わった後に、なぜ僕がこの場に姿を現さなかったのかを考えていただければ幸いです。水樹さん、神谷さん、前野くん、そして、皆さん、お元気で、さようなら」という映画の内容を臭わせるメッセージに、3人はしばらく沈黙した後、「お疲れ様でした……」と複雑そうな表情でコメント。そして、前野は「中村さんの手紙が何を意味するかというのは、これから映画を観ていただいて判断していただければと思います」と語った。

 そして、前野が「本当に最終作品にふさわしく、いろんなものがパワーアップした作品になっています。オリジナルキャストの皆さんも素晴らしい演技をされていますので、我々が声を当てた吹き替え版を観た後に、字幕版を観ていただければより楽しんでいただけると思います」、神谷が「『ハンガー・ゲーム』は世界に類を見ない作品だと思っていますので、その完結を観るのは意味深いことだと思います。最後まで観た後に、あらためて1を観ると違った見え方がすると思いますので、DVD、Blu-rayもよろしくお願いします」、水樹が「アクションや映像の美しさはもちろんですが、やっぱり注目してほしいのは人間と人間のつながりです。カットニスの成長や三角関係の行方にも注目しながら最後まで楽しんでいただけたらと思います」とあらためて映画の見どころを語り、最後は、3人に対する花束贈呈でイベントが締めくくられた。
(取材・文/小林ぴじお)

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