「メダル90万枚持ってる老害がいた」「パチよりマシ」 店舗に血圧計も……今、ゲーセン高齢化問題が熱い!!

1511_roujin.jpgカプコン『アミューズメント施設情報』より。

 格闘ゲーム、『麻雀格闘倶楽部』(コナミデジタルエンタテインメント)などのオンラインゲーム、クレーンゲーム、メダルゲーム、プリクラ……さまざまなゲームで楽しませてくれるアミューズメント施設(以下、ゲーセン)。以前は若者の溜まり場として知られていたゲーセンだが、カプコンが50歳以上を対象に、メダルゲームやクレーンゲームのコツを教える催しを開催するなど、近年は高年齢化が進んでいるようだ。

 少子化やスマートフォン用ゲームの台頭などにより、ゲーセンの市場規模は年々縮小しつつあるという。一方、孫と一緒に足を運ぶ人もいれば、ひとりで訪れるシルバー世代もいたりで、ゲーセンは高齢化が著しいもよう。中には、シニアデーを設ける店舗や血圧計を設置する店舗もあり、ゲーセン業界全体がシルバー世代をウェルカムとしているようだ。

 中でもカプコンは特に熱心なようで、今年4月には「プラサカプコン京都店」で「クレーンゲームマスターズ選手権」を開催。50歳以上のシニア層が、クレーンゲームで菓子を掴み取り、現場には「おじいちゃん、がんばれ!」という声が飛び交った。なお、優勝したのは孫6人の声援を受けた60歳・タクシー運転手の男性で、「孫を連れてきたときに試してみたら、すっかりはまってしまった」のだとか。

 また、今秋も同店でメダルゲームなどのコツを、高齢者向けに教える催しを開いたカプコン。参加した75歳無職の男性は、メダルゲーム目的に「大体毎日来て、3~4時間は遊んどる」そうで、「残ったメダルは店に預けられるし、1週間に1,000円ほどで充分楽しめる。それに手も頭も使うから、ボケや病気の予防にもなるんどす」と述べたという。

 このようなゲーセンの高齢化に世間からは、「本当にお年寄り多くて驚いたよ。メダルや競馬ゲームやってた」「たまに行くゲーセンで90万枚持ってる老害がいたわ。ありゃ使い切らずに逝くな」「ゲームはボケ防止になるんだな」などの声が上がり、「インベーダーゲーム世代か」「インベーダー世代もそんな歳かもな」と、1970年代後半に登場し一世を風靡した『スペースインベーダー』(タイトー)に夢中になった世代を指摘する人も見られた。

 また、「麻雀じゃいかんの?」「さすがに格闘やシューティングやるジジイはおらんか」「格ゲーで何十人抜きをする老人が出てきたら面白い」「シニア対戦格闘ゲー大会でも開催せいや」「じーさんもPC覚えて、Steamでゲーム買えばいいのに。絶対面白いからさ」「老人ホームに置かせてもらえばいいじゃん」「うちのじいちゃん『ドラクエ10』やってる」といった提案をする人も多い。

 ただ、「メダルゲームを延々やってる爺さんは昔からいたけど、いつの時代に見ても全く楽しそうじゃない。メダルをいっぱい抱えてて『一定ライン超えたら、もう減らそうと思っても減らない』ってボヤいてた」「最近の老人の無趣味さと幼稚さは異常だな」といった声もあったが、「パチンカスになるよりはマシか。パチほどの依存性はないし借金漬けにもなるまい」「まあパチンコやるよりはマシかもな。モールとかにあるゲーセンのメダルコーナーとか、ほんとお年寄り多いね」「パチンコ・スロで年金溶かして時間潰すより、ゲーセンは金使わず時間潰せる」という声のとおり、パチンコ・パチスロに比べれば遥かに健全。孫とも一緒に行けるし、悪いことには思えない。

『スペースインベーダー』で名古屋撃ちを駆使していた人たちは、おそらく現在40~60歳くらい。今はまだ、メダルゲームやクレーンゲームに群がるシルバー世代が多いが、近い将来“ゲームセンターあらし・おじいちゃん”も見られるようなるかもしれない。また、“プリクラ・おばあちゃん”の登場もそう遠くないか!?

1/12 クレーンゲーム

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サンタさん、孫のXマスにどうですか!

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